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三連休、布を広げて落ち着かない午後に|ドール用シャツ作り4回目・縫う前のひととき

ばぁばちゃんの小さな衣装部屋

今、布を裁ち終えて、
ほつれ止めを塗ったところです。

乾くまで、少し手を止めているのだけれど――
なぜだか、じっとしていられないのです。

次に進みたい気持ちと、
ここで一度、深呼吸したい気持ちと。

胸のあたりが、そわそわしています。

ここまでの道のり

人形のシャツづくりは、これで四度目。

一枚目は、自分でも驚くくらい、
なかなかいい出来でした。

それで少し気をよくして、
襟ぐりに変化をつけてみた二枚目。

これが、見事に失敗。
途中でどうにもならなくなって、
完成までたどり着けませんでした。

そして三枚目。

今度こそ、と思って作ったのに、
出来上がったのは――どう見てもパジャマ。

ひとりで苦笑いしながら、
しばらく手のひらに乗せて眺めていました。

この一枚に込めたもの

それでも、不思議とやめようとは思わなくて。

むしろ、
「ちゃんとシャツを作りたい」という気持ちが、
前よりも強くなっている気がします。

一枚目の、あの手応えが、
まだどこかに残っているからでしょうか。

今回選んだ生地は、
柄は違うのに、どこか似ているような気がして手に取りました。

藤井風さんが着ていたシャツを、ふと思い出したのです。

この一枚が仕上がれば、
ようやくひとつの形になります。

インド・ムンバイツアーで着ていた衣装の、ミニチュア。

試しながら、遠回りしながら、
ここまで来ました。

だからこそ――
今、少しだけ緊張しているのかもしれません。

今日の縁側便り

乾きかけの布にそっと触れて、
お茶をひとくち。

まだ何も完成していないのに、
もう少しで形になるような気がして、
落ち着かない午後です。

庭のハナミズキが、やわらかい光の中で揺れています。

うまくいくかどうかは、わからないけれど。

この「できあがる前」の時間も、
あとで思い出せば、きっと愛おしい。

そんなことを思いながら、
三連休の静かなひとときを過ごしています。

お読みいただき、ありがとうございます。

また、縁側でお待ちしていますね。

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