こんにちは。
ばぁばちゃんの家は、築50数年の昭和の家。
今日は、古いおうちの“あの悩み”──砂壁のお話です。
二階から一階へ、お引越し計画
私も60代の半ば。
夜中にトイレに起きることが増えましたが、今住んでいる二階にはトイレがありません。
一階まで降りるのが億劫な夜もあり、つい朝まで我慢してしまうことも。
……でも、我慢はやっぱりよくありませんね。
ぐっすり眠れず、先日の健康診断では
「尿が少し汚れていますね」と言われてしまいました。
そんなこともあって、一階の空き部屋に移ろうと決めたのです。
物置化していた一階の部屋
その部屋は、東南の角で日当たりも抜群。
けれども普段は使っておらず、いつの間にか“物置部屋”になっていました。
そして何よりの悩みが、砂壁のポロポロ問題。
少し触るだけで落ちてくるし、掃除してもきりがありません。
気づけば、床に砂の小道ができていることも。
でも「もういや!」と諦める前に、
自分の手で北欧風の白い壁に生まれ変わらせたいと思ったのです。
まずは、砂壁の“ポロポロ”を落ち着かせる
古壁の処理から始めます。

材料
- アクドメール 1kg
- 水 適量
- ローラー・刷毛・マスカー・マスキングテープ・トレイ
どんな道具を選んでいいか分からなかったので、私は初心者向けのセットを購入しました。

かんたん・あんしんセットで早速作業開始です。

アクドメールは口コミも多く、YouTubeでも紹介されていて参考になりました。
やり方手順
① 柱や桟など、塗りたくない部分をマスカーとテープで養生する。

② トレイにアクドメールと同量の水を入れ、よく混ぜる。

③ 隅は刷毛で。

広い面はローラーで塗る。


④ 半日〜1日乾かす。
これで下地処理の一回目が完成です。
透明に乾くので、見た目はそのまま。
次の休日に二回目を塗って下地処理が完成します。
次回は薄めず原液のまま塗っていきます。

無事に下地処理が終わったら、「珪藻土に挑戦」します。
次回は、白い壁へ少しずつ変わっていく様子をお届けしますね。
今日の縁側便り
二年前に、この実家へ戻ってきましたが、
なんとなく「居候気分」が抜けませんでした。
「ここは母の家。私の家じゃないから」
そんな気持ちのまま暮らしてきたけれど、
それではいつまでたっても居心地がよくなりません。
ボロボロの砂壁を見てため息が出た日、
ふと「どうせなら、遊び心で変えてみよう」と思いました。
古いものを捨てずに、手をかけて育てていく暮らし。
それは、まるで年を重ねる自分自身のようです。
白い壁が完成したら、
この部屋で湯気の立つコーヒーを飲みたい。
そんな風景を思い浮かべたら、
少しだけ新しい風が吹いたような気がしました。
次回「珪藻土に挑戦」編もお楽しみに。
きっとまた、手づくりの優しい時間が待っています。
今日も、お話を聞いてくださってありがとうございます。
ばぁばちゃんは今日も心の中のお店をそっと開けて、縁側でお茶を淹れてお待ちしています。
今、学んでいること
以前、心にモヤモヤを抱えていた頃に、
空飛ぶ引きこもり小説家である、千聖さんの隠れ家カフェと出会いました。
何度かメールでやり取りをする中で、
千聖さんのあたたかい言葉に、どれだけ救われたことか…。
この出会いに大きな勇気をもらい、最近リアルでもお会いすることができ、大切な思い出が一つ一つ増えています。
今は「好きなことを仕事にする生き方」を未来型*夢の降る道で学んでいます。
まるで大人のための寺子屋みたいな場所。
ここで「山ごもり仙人」と呼ばれる竹川さんや、
私の心をやさしくほぐしてくれた千聖さんに出会うことができました。
よかったら、あなたもこっそり覗いてみてくださいね。

ばぁばちゃんのガーランドを並べた小さなお店ができました
🧵ハンドメイド作品の小さなお店。
ガーランドを中心に、北欧生地を使った小物を販売しています。
ひとつひとつ丁寧に、手づくりのあたたかさをお届けできたら嬉しいです。
よかったらご覧になってくださいね。

