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早朝のサクラと、少し冷たい春──船明ダムで思い出したこと

人生アルバム

サクラを見に行った朝

今朝は、まだ薄暗いうちに家を出て、サクラを見に行ってきました。

向かったのは、天竜の船明ダム。

昨日、ジャケットが仕上がって、なんだか気分がよくて。
そのままの気持ちで、どうしてもサクラが見たくなったのです。

"船明ダムの桜 五分咲き 早朝の風景"

五分咲きのサクラがちょうどいい

サクラは、まだ五分咲き。

満開ではないけれど、私はこのくらいが好きです。
つぼみが少し残っていて、「これから咲くよ」と言っているような、あの感じ。

川からの風はまだ冷たくて、
春というより、どこか山の気配が残っていました。

そのせいか、サクラも少し寒そうに見えて——
それがまた、きれいでした。

日中、気温が上がれば、
一気に花が開いていくのかもしれませんね。

あの頃の記憶が重なる場所

この場所は、私にとって少し特別な場所です。

息子が、初めて歩いたのがここでした。

今から38年前のこと。
あの頃、よく訪れていた場所です。

息子は歩き始めるのが遅くて、1歳9か月でようやく一歩を踏み出しました。

それまでは、ずっとハイハイ。
まわりの大人たちからは、
「この子は歩けるようになるのかしら」と心配されたものです。

でも、ハイハイが長い子は足が丈夫になる、と言いますよね。

その通りで、10代の頃には
家の鍵を忘れて、雨どいをつたって二階の自分の部屋に入ったこともありました。

まるでサルのように、するすると。

今ではとても考えられませんが、あの頃は——
身軽で、すばしっこい子でした。

サクラの向こうに見えたもの

久しぶりにその場所に立ってみると、

目の前のサクラの向こうに、
あの頃の景色が、ふっと重なって見えるような気がしました。

あの小さな一歩と、
今こうして見上げているサクラ。

時間はずいぶん流れたけれど、
どちらも、私の中にちゃんと残っているのだなと思いました。

今日の縁側便り

2026年3月29日撮影:天竜船明ダムの桜

少し冷たい風の中で見た、五分咲きのサクラ。

満開ではない、あのやわらかな途中の姿が、
今の私にはちょうどよく感じられました。

春は、急がなくてもいいのかもしれませんね。

そんなふうに思えた朝でした。

読んでくださって、
ありがとうございます。

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