私の勤務は週休三日。
できれば「四日働いて三連休」が理想だけれど、介護の現場は、そう簡単にはいきません。
人手不足で、シフトの組みようがないと、施設長はいつも頭を抱えています。
去年の十一月、最後まで頑張っていた社員さんたちも、ついに誰もいなくなりました。
今、正社員として残っているのは、施設長ただ一人です。
ここはサ高住とは言え、入居者さまは四十人。
その四十人を、日中も夜も、たった一人で見守る時間帯があります。
何かあれば、すぐに駆けつけなければなりません。
それでも同時に、全員に目を配ることはできません。
正直に言って、きついです。
社長は人員の補充に、どうも消極的です。
人件費を抑えたいのでしょうが、人が足りなければ、利用者さま一人ひとりへの細やかな気配りは、どうしても難しくなります。
使うべきところ、必要なところでまで、お金を渋っている場合ではないと、現場に立つ私は、つい思ってしまいます。
社長は、もともと不動産の仕事をしていた方だそうで、介護のことは、正直あまりご存じない様子です。 どうしてこの事業を始めたのかも、よく分かりません。
……まあ、そんなことは、どうだっていいのですが。 とにかく、人を入れてほしい。それだけが、今の正直な気持ちです。
私がこの施設に派遣され、来月で1年になります。 ここでは、派遣で一年続いた人はいないそうです。
実は私も、最初の頃は「早く別の派遣先に行きたいなぁ」と思っていました。
けれど、毎日利用者さまたちと顔を合わせるうちに、少しずつ気持ちが変わってきました。 名前を呼ばれたり、頼られたり、ふとした笑顔を見せてもらったり。
「ありがとう」と言ってもらえると、胸の奥が、じんわり温かくなります。
更新のたびに、利用者さまが「よかったー。もう二か月いられるのね」と喜んでくださるのも、励みになっています。
つい昨日、また二か月更新する意思を伝えると、施設長が 「こちらとしても、本当にありがたいです。よろしくお願いします」 と、深く頭を下げてくれました。
半年前までは、正直言って、横柄でツンケンしていて、あまり良い印象はありませんでした。
でも最近は、職場の空気も少しやわらぎ、いい風が流れているように感じます。
楽ではないけれど、それでも、ここで待ってくれている人がいる。 そう思えるようになりました。
もうしばらく、この施設でお世話になろうかな。 そんなふうに思えるようになった、今日この頃です。
今日の縁側便り

「いてくれてよかった」「また来てね」 そんな言葉に、今日も背中を押されています。
無理はしない。 でも、出来ることは、もう少しだけ。
縁側でお茶をすすりながら、そんな自分の気持ちを、そっと確かめた一日でした。
読んでくださって、
ありがとうございます。
縁側のあとで、少しだけ
※ここからは、
ばぁばちゃんが今、大切にしている場所のお話です。
以前、心にモヤモヤを抱えていた頃に、
空飛ぶ引きこもり小説家、千聖さんの隠れ家カフェと出会いました。
ばぁばちゃん自身が、心から大切にしている場所です。
何度かメールでやり取りをする中で、
千聖さんのあたたかい言葉に、どれだけ救われたことか…。
この出会いに大きな勇気をもらい、リアルでもお会いすることができ、大切な思い出が一つ一つ増えています。
今は「好きなことを仕事にする生き方」を未来型*夢の降る道で学んでいます。
まるで大人のための寺子屋みたいな場所。
ここで「山ごもり竹川」という仙人みたいな方や、
私の心をやさしくほぐしてくれた千聖さんに出会うことができました。
よかったら、あなたもこっそり覗いてみてくださいね。



