好きも、風も、この中に
しばらくのあいだ、大切にしまっていた布があります。
藤井風さんのインドのステージで纏っていた、あの蝶柄のパンツ。
特別な出来事だったわけではないのに、なぜか心に残っていて。
その“好き”は、少しずつ日常の中へ入り込んできました。

あの蝶柄パンツと同じ柄の布を見つけたとき、迷う間もなく手に取っていました。
届いた布をそっと広げると、
あのステージの空気や匂いが、ほんの少しこぼれ落ちてくるようで、
しばらくは眺めているだけで満たされていました。
でも、ある日ふと思ったのです。
「このまま眠らせておくのは、もったいないな」と。
好きなものは、しまっておくより、
日常の中でそっと息をしていてほしい。
触れたときに、少しだけ心が軽くなるような、
そんな存在であってほしい。
そして、胸の奥にはもうひとつの思いがありました。
いつかコンサートに行ってみたい。
一度でいいから、あの空気の中に身を置いてみたい。
遠くからでもいい。同じ時間を感じてみたい。
そんな淡い願いが、布に触れるたびに静かに揺れていました。
だから、この布を推し活バッグに仕立てることにしました。
推し活のためでもあり、ハンドメイドの楽しみでもあり、
同じように藤井風さんを好きな誰かのためでもあります。
持ち歩くたびに、
あのステージの風がそっとよみがえるように。
蝶がひらりと心に舞い降りるように。
そして、いつかその風に会いに行く日のために、
気持ちをあたためておけるように。
そんな願いを、ひと針ひと針に込めました。
布が持つ静かな温度が、どこかで誰かの心に
そっと寄り添ってくれたらいいなと思っています。

今日の縁側便り
そして今日は、もうひとつ小さな出来事がありました。
藤井風さんの2026年プレマツアーのチケット応募の締め切り日でした。
実は、今回初めて応募してみたんです。
倍率がすごいらしくて、当たるのは奇跡みたいなものだと聞きます。
それでも、申し込みボタンを押すとき、 胸の奥がふわっと熱くなるような、不思議な気持ちになりました。
淡い願いをそっと胸にしまいながら、 結果を静かに待ちたいと思っています。
この風が、どこかでそっと誰かの心に触れますように。
