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87歳のおじいさんの本音|ホームセンターで気づいた高齢者の現実

シニアの暮らし

笑顔の裏に見た一人暮らしの高齢者のリアル

先日、母と近所のホームセンターへ春の苗を買いに行きました。

色とりどりの花が「私を見て!」と呼びかけてくるようです。

「どれにしようかねぇ」

ふと隣を見ると、にこやかなおじいさんが話しかけてきました。

おじいさんは87歳で一人暮らし。

奥様は3年前から介護施設に入所し、4人の息子さんは遠方に住んでいるようです。

「息子たちにはそれぞれの生活があるからね。私は好きにさせてもらってるんだ」

おじいさんは明るく、まだまだ新しいことに挑戦したい様子でした。

園芸の話、買い物、奥様のこと。

話は尽きず、気づけば30分が経っていました。

レジの列が長くなり、夕飯の支度も気になり始めたころ、おじいさんの携帯が鳴りました。

「おじいさん、電話ですよ」

声をかけると、ポケットを探しながら、

「親子で買い物、いいねぇ」

と、ふと寂しそうな表情を浮かべました。

おじいさんの言葉に、母と暮らす私も家族の温かさを改めて感じました。

「お姉さん、若いねぇ。50代くらいかい?」

「はい、そうです」

おじいさんは嬉しそうに笑いました。

しかし、最後にひと言。

「59歳に見えるよ」

「えー、微妙じゃん」と心の中でつぶやきましたが、ほぼほぼ当たっていることに驚きました。

おじいさんは、このホームセンターまで車で40分かけて来るそうです。

「まだまだ免許は更新するよ」

元気いっぱいに話すおじいさん。

しかし、高齢者の交通事故が増えているのも事実です。

高齢者と免許返納の問題

「免許返納」はシニア世代にとって大きな決断ですよね。

長年乗ってきた車は、単なる移動手段ではないですから。

生きがいや、友達とのつながりでもあります。

だからこそ、手放すのは寂しい。

でも、ニュースで見る高齢ドライバーの事故。

やっぱり、安全には気をつけなきゃ。

私もあと2年で65才、いよいよ高齢者の仲間入りです。

免許を返納した後のシニアの移動手段

免許を手放した後、どうやって移動するかが大きな問題です。

田舎になればなるほど深刻。

私の住む町も例外ではないです。

  • 路線バスの本数は減る一方
  • 駅まで遠い
  • タクシーは高いし、いつでも呼べるとは限らない

最近では、自治体の送迎サービスやシニア向けのカーシェアリングもあるようです。

でも、まだ十分とは言えません。

移動手段が減ると、外出の機会も減り、社会とのつながりも薄れてしまいます。

「自分に何ができるのか」「どんな方法がいいのか」を、真剣に考える必要があると思います。

高齢化社会の現実

ホームセンターで出会ったおじいさんとの会話。

それは、今の高齢化社会のリアルを教えてくれるものでした。

遠くに住む息子さんを想うおじいさんの姿は、多くのシニア世代に共通する現実です。

いつまでも元気で、自分らしく楽しく生きるために。

そして、シニア世代が安心して暮らせる社会になってほしいと願います。

おじいさん、どうか安全運転で。

またホームセンターでお会いしましょうね!

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