浜松市天竜区の山あいにひっそりと佇む『百古里庵(すがりあん)』。
明治初期の古民家を利用した趣ある店内で、石臼で挽いたそば粉を使用した十割蕎麦や二八蕎麦を提供しています。
明治時代に建てられた古民家をそのまま活かしたお店で、趣のある雰囲気の中、こだわりの本格的手打ち蕎麦を楽しめます。
また、地元天竜地域の山菜や季節の食材を使った料理や、デザートも充実しています。
一年を通じ、心と体に良い食事を楽しめる『百古里庵』をご紹介します。
歴史を感じる古民家で味わう特別な時間
こんな林の中を進んで行きます。

途中で心配になるかもしれませんが、大丈夫です。
所々に案内板がありますよ。

趣のある看板が出迎えてくれ、お庭を通り、玄関に向かいます。


お店に足を踏み入れると、まず目に入るのは歴史を感じる木の温もり。
昔ながらの梁や柱がそのまま残されており、どこか懐かしさを感じさせます。

囲炉裏や和風の調度品が並ぶ店内は、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間。

座敷席やテーブル席があり、一人でも、家族や友人とでもゆったり過ごせます。
香り高い手打ち蕎麦を堪能
百古里庵の蕎麦は、石臼で挽いたそば粉を使った本格手打ちです。
十割蕎麦(田舎蕎麦)と二八蕎麦があり、そば本来の風味を楽しめます。

今回いただいたのは、「くるみ蕎麦」の田舎そば。

すり鉢で運ばれたくるみは、自分の好みの大きさにつぶして、くるみダレに入れます。

甘さは控えめの自家製のつゆは、そばの味を引き立てる絶妙なバランス。
田舎そばは、割りばし程の太さで、噛み応えがありました。
すする?というより、噛んで味わうといった感じ。
一般的なお蕎麦と違い、すすれません。
2種類のつゆを楽しめる贅沢なお蕎麦です。
季節を感じる天ぷらも絶品

そばと一緒に注文したのは、季節の野菜天ぷら盛り合わせ。
ふきのとう・こんにゃく・菜花・香りごぼう・菊芋の5品。
塩をつけていただきます。
春野菜の香りがふわっと広がり、たまらなく美味しかったです。
特に印象的だったのは香りごぼうの天ぷら。
外はサクサク、中はホクホクで、素材の味がしっかり楽しめる一品でした。
春は山菜、秋は栗の天ぷらが味わえるそうです。
食後の楽しみ|こだわりのデザート
食事の締めくくりには、百古里庵特製のデザートもおすすめです。

今回いただいたのはそばがき団子入りのお汁粉。
そばがき団子・餅・白玉団子・お豆も入っていました。
ほどよい甘さと、そばの余韻を楽しめる上品な味わいで、最後まで大満足のひとときでした。
蕎麦湯とともに味わうデザートは、食後の癒しの時間をさらに豊かにしてくれます。
百古里庵ギャラリー






訪れる前に知っておきたいこと

・所在地:静岡県浜松市天竜区横川160
・営業時間:11:00~15:00(14時30分オーダーストップ)
・定休日:木曜、第1水曜(1・2月は火・水・木休み)
・アクセス:新東名 浜松浜北ICから15分
・駐車場:あり
人気店のため、休日は早めの訪問がおすすめです。
*事前に最新の営業情報を確認することをおすすめします。
まとめ|大自然の中で贅沢なひとときを

百古里庵は、美味しい蕎麦を味わいながら、古民家の温もりと自然の癒しを感じられる特別な場所。
静かな山あいで、ゆったりとした時間を過ごしたい方にぴったりのお店です。
浜松を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。

写真を見て、少しでもこの雰囲気が伝われば嬉しいです。
また、他にも筆者おすすめの古民家カフェを紹介しています。
次回の古民家探訪もお楽しみに!

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