おかえりなさい「ばぁばちゃんの台所カフェ」

黄金に光る太陽に、再生を目指す

60代からの再出発。

台所からはじまる、やさしい暮らしの記録です。

こんにちは。

ここは、シニア女性の暮らしをやさしく見つめるブログです。

家庭の台所から、料理や家族のこと、そして心のゆらぎや小さな幸せを綴っています。

このブログは、私自身の再出発の記録でもあります。

ノートとペン

60歳を過ぎたある日、ふと鏡の中の自分を見て思いました。

「このまま、誰の記憶にも残らず終わっていくのかな」──。

長い人生を生きてきたのに、胸に残るのは「やり直したい」という言葉ばかりでした。

子どもたちも巣立ち、働くことにも疲れ、気づけば心はからっぽ。

何かを始めたい気持ちはあるのに、何をどうすればいいのか分からない。

そんなもやもやした日々の中で、私は小さな一歩を踏み出しました。

それが、今の「ばぁばちゃんの台所カフェ」につながる最初の扉になるとは、そのときはまだ思いもしませんでした。

還暦を迎えて気づいたこと

還暦を迎えたある日、「年金定期便」を見て愕然としました。

「えっ、これしかもらえないの…?」

頭の中が真っ白になりました。

このまま働けなくなったら、どうなるのだろう。

貯金も少なく、頼れる人もいない。

老後という言葉が、まるで“終わり”のように感じた瞬間でした。

逃げ癖と転職、引っ越しのくり返し

海を見つめながら過去を振り返るイメージ画像。

思い返せば、私はずっと「逃げて」生きてきたように思います。

20年以上前に離婚し、子ども2人を育てながら、工場勤務、販売員、介護職…と転職をくり返しました。

引っ越しの数は19回。

家を守るより、生活に追われていた時期ばかりでした。

当時、小学生だった息子の涙が今も忘れられません。

「お母さん、もうどこにも行かないで…」その一言が、胸に刺さったままです。

それでも、もう一度笑いたかった

子どもたちが巣立ったあと、私は“空の巣”のように心がぽっかりと空きました。

朝起きても話す相手がいない。

仕事に行っても、心がついていかない。

そんなある日、思いました。

「もう、逃げるのはやめよう。今度こそ、最後までやり抜いてみよう。」

どんな小さなことでもいい。“好きなこと”から始めてみよう、と。

書くことで見えてきた、心の居場所

若い頃から、日記や手紙を書くのが好きでした。

苦しいときほど、言葉が助けてくれる気がして。

そんな私が出会ったのが、「千聖さんのブログ」でした。

「何も魅力がないと思っていたシニア女性でも、ブログで人生を変えられる」

その言葉に背中を押されました。

「私にもできるかもしれない」そう思って、ひとりパソコンを開きました。

「ばぁばちゃんの台所カフェ」が生まれた日

あの日、台所でお茶を淹れながら、ふと思ったのです。

「ここからもう一度、始めてみよう」と。

本当のお店はなくても、心の中に“帰ってこられる場所”を作ればいい。

そうして生まれたのが、「ばぁばちゃんの台所カフェ」です。

ここでは、日々の暮らしのこと、季節の食卓、心のゆらぎを“お茶を出すように”やさしく綴っています。

これからの私、これからの暮らし

私はまだ途中です。

失敗も多く、迷うこともたくさんあります。

でも、こうして言葉にすることで、少しずつ前を向けるようになりました。

もしあなたが今、不安や孤独を感じているなら、この場所で一緒に、ほっとひと息ついてくださいね。

そして、私のこの小さな試みが「誰かの居場所」になればと願っています。

台所の片隅で生まれたささやかな言葉やレシピが、あなたの心に寄り添えますように──

その気持ちが、日々の記事へとつながっていくと思います。

今日の縁側便り

今日の縁側は、少し肌寒いです。

こんな日は、甘いおやつと温かいお茶がぴったりです。

この「ばぁばちゃんの台所カフェ」は、あなたが 「ちょっと疲れたな」「のんびりしたいな」 と思ったときに、ふと立ち寄れる場所でありたいと思っています。

実家の縁側に座って、お茶を飲みながらホッとするように。

これからも、季節の移り変わりや、日々の出来事、そして心温まるレシピなどを、ゆっくりと綴っていきたいと思っています。

どうぞ、これからも気軽に遊びに来てくださいな。

ではまた、お茶を淹れてお待ちしています。

読んでいただき、ありがとうございます。

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