PR

ショッキングピンクの夕暮れと、妹から届いた一枚の写真

ばぁばちゃんの暮らし
夕日赤虹

いつもと違う空の色に、足が止まりました

仕事帰りの道で、ふと空を見上げたときでした。

見たことのないような、ショッキングピンクの夕焼け。

きれいだなぁと思った次の瞬間、
胸の奥が少しだけざわっとして、

「何かの前触れかしら」なんて、
自分でも可笑しくなるようなことを思いました。

空の色ひとつで、こんなふうに心が動くなんて、
まだまだ私も敏感だなぁと、ちょっと苦笑い。

妹も同じ空を見ていました

家に帰ってから、妹から一枚の写真が届きました。

そこには、
私が見たのと同じ空、
そして、すっと縦に伸びる赤い光の帯。

「これ、夕日赤虹っていうらしいよ」

そんな言葉が添えられていました。

離れた場所で、同じ時間に、同じ空を見ていたんだと思うと、
なんだか不思議で、少しあたたかい気持ちになりました。

「夕日赤虹」という言葉に、ちょっと納得

夕日赤虹

調べてみると、正式な名前ではないようだけれど、
確かにあの光は、虹のようにも見えました。

どうやら、夕方の光で赤く見える虹のような現象だそうです。

夕方の低い太陽の光が、
雨上がりの空気や雲にあたって、
赤やピンクだけが残る——

そんな自然のいたずらのような現象だそうです。

そう聞くと、あのドキドキも、
少しだけやさしくほどけていきました。

同じ空が好きでも、見つめ方は違うようで

そういえば、妹も私も、昔から空を見上げるのが好きでした。

偶然といえば偶然。
でも、こうして同じ日の空を見ていたことを思うと、
どこか必然のような気もしてきます。

ただ、不思議なことに——
私たちの性格は、まるで逆。

妹は「きれい!」と思ったその瞬間を、
ちゃんと写真に残して、誰かに伝える人。
SNSにのせて、世界に広げていくのが上手です。

一方の私はというと、
ただ立ち止まって、ぼんやり空を見上げて、
「きれいだなぁ」と心の中でつぶやくだけ。

誰にも見せずに、
自分の中でそっと味わって終わることのほうが多いのです。

でも——
どちらがいいとか、そういうことではなくて、

同じ空を、違う形で受け取っているだけ。

妹は“残す人”、
私は“染みこませる人”。

だから私は、妹の写真を借りて、
こうして言葉に残してみました。

前触れではなく、「特別な一日」

あのとき感じた「何かの前触れ」という気持ち。
今思うと、それは怖さではなくて、

「いつもと違う何かに出会ったよ」

という、心の合図だったのかもしれません。

妹と同じ空を見て、同じように不思議に思って、
こうして言葉にしている今。

それだけで、もう十分に、特別な一日だった気がします。

今日の縁側便り

夕焼けの色に、少しだけ心が揺れた日。

そんな日があるから、毎日がただの繰り返しじゃなくなるんですね。

たまには空を見上げて、
「あれ?」と思う時間も、大事にしていきたいものです。

そんな小さな出来事が、心を少しだけやわらかくしてくれる気がします。

読んでくださって、
ありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました