「最近、どうも調子が悪い…」とお感じのシニア世代の方へ
もしかしたら、それは運気が滞っているのかもしれません。
そんな時には、歴史のパワーをいただきに、静岡市にある久能山東照宮へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
境内には特にエネルギーが強いとされるパワースポットが点在しているんですよ。
歴史ある神社で、心を整えながら開運パワーをチャージしませんか?
今回は、久能山東照宮の中でも運気アップにおすすめのスポット5選をご紹介!
あわせて、ご利益をしっかり受け取るための参拝方法や御朱印情報もお伝えします。
久能山東照宮とは?ご利益や歴史を簡単に解説
久能山東照宮は、徳川家康公という、それはそれは偉大な方が眠る場所。
家康公は、戦乱の世を終わらせ、日本を長い間平和にした、大変なご功績のある方です。
家康公ってどんな人?

家康公は、今の愛知県岡崎市でお生まれになり、苦労を重ねながらも天下を取り、その後260年続く江戸幕府を開いた方です。
学問や産業、文化にも力を入れ、今の日本の基礎を築いたと言われています。
晩年は駿府城(現在の静岡市)にお住まいになり、75歳でその生涯を閉じられました。

久能山東照宮の由来

家康公は亡くなる前に、家臣にこう言い残しました。
「わしの遺体は駿河の久能山に葬り、一周忌を過ぎたら、日光山に小さな堂を建てて祀ってくれ」と。
その遺言に従い、久能山に埋葬され、二代将軍秀忠公の命により、久能山東照宮が建てられました。
久能山東照宮の歴史
- 神号: 家康公が亡くなった翌年(1617年)には、「東照大権現」という神様の名前を朝廷から授けられました。
- 建物: 当時の最高の職人たちが集められ、わずか1年7か月という短い期間で、豪華絢爛な社殿が造営されたそうです。
- 国宝: 社殿は、江戸時代初期の代表的な建築物として、国の宝である国宝に指定されています。
久能山東照宮の魅力
久能山東照宮は、平和の神様、国を守る神様として、多くの方々に崇敬されてきました。
平成27年には、家康公が亡くなってから400年という節目の年を迎え、盛大なお祭りが行われました。
今もなお、平和への祈りを捧げるため、日本国内はもとより、世界中から多くの方々が訪れています。
久能山東照宮のご利益

久能山東照宮は、以下のようなご利益があるとされています。
- 家内安全: 家族みんなが健康で、安心して暮らせるように。
- 健康長寿: いつまでも元気で、長生きできるように。
- 開運招福: 良い運気を招き、幸せが訪れるように。
- 厄除け: 悪いものを払い、災いから守ってくれるように。
- 勝運: 困難に打ち勝ち、目標を達成できるように。
なぜご利益があるの?
家康公は、生前、人々のために尽力し、平和な世の中を作りました。
その家康公の魂が宿る久能山東照宮は、訪れる人々に安らぎと力を与え、様々なご利益をもたらしてくれると言われています。
運気アップにおすすめ!久能山東照宮のパワースポット5選
1. 国宝の社殿(本殿・拝殿)|勝運・開運のパワー

本殿・石の間・拝殿は豪華絢爛な装飾が施され、江戸初期の建築美を今に伝え、国宝に指定されている大変貴重な建造物です。
権現造という建築様式で建てられており、本殿、拝殿、そしてその二つを繋ぐ石の間によって構成されています。
- 本殿:家康公の神霊が祀られている場所で、もっとも神聖なパワースポットです。
- 拝殿:参拝者がお祈りをする場所です。
- 石の間:本殿と拝殿を繋ぐ通路であり、特別な儀式などが行われる場所です。
これらの建物は、いずれも総漆塗で仕上げられ、極彩色で装飾されています。

屋根の軒に葵の御紋の飾り金具が沢山あります。
よく見ると、その中の一つだけ葵の御紋が「逆さ」に・・・。

こちらの説明書を見ながら探せば、見つかりますよ。

柱や梁には精緻な彫刻が施されており、当時の職人たちの技術の高さを物語っています。

これらの社殿は、江戸時代初期の建築技術の粋を集めたものであり、日本の建築史上、非常に重要な意味を持っています。
ぜひ実際に訪れて、その美しさと歴史を感じてみてください。
2. 神廟(家康公のお墓)|勝負運・仕事運アップ

神廟は、家康公の魂が眠る神聖な場所であり、強いエネルギーを感じられると言われています。
境内の最も奥に位置しており、静かな雰囲気の中に歴史の重みを感じられます。
当初は木造の宝塔でしたが、三代将軍徳川家光によって現在の石造りの宝塔に改められました。
高さは約5.5メートル、外周は約8メートルで、荘厳な雰囲気の中に佇んでいます。
家康公は生前、
「遺体は駿河国の久能山に葬り、一周忌が過ぎて後、下野の日光山に小堂を建てて勧請せよ」と遺言しました。
その遺言に従い、家康公の遺体は久能山に埋葬され、その後日光東照宮に改葬されたと言われています。
*実際には家康公の遺体は久能山に埋葬されたままであるという説もあります。
訪れる際には、静かに手を合わせ、家康公の偉業を偲びましょう。
3. 金のなる木|金運アップ

神廟の横に、樹齢350年の「金の成る木」と呼ばれるご神木があります。
徳川家康が家来に伝えた「金のなる木」は1本の幹が途中から大きく3つの枝に分かれていて、以下の3つの意味が込められています。
- よろづ程のよ木: どのような願いも叶えてくれる
- 志ひふか木 (慈悲深き): 慈悲深く、人々を温かく見守ってくれる
- 志やうぢ木 (正直): 正直で、嘘偽りのない心を大切にする
家康公は、この3つの教えを常に心掛ければ必ず富貴を得られると考えました。
願掛けとして「金の成る木」に硬貨を供えると金運につながると言われています。

4. 表参道の石段(1159段)|厄除け・願掛けスポット

久能山東照宮の表参道にある1159段の石段は、参拝者を本殿へと導く道のりです。
この石段は、江戸時代の初期に造られました。
一段ずつ登るごとに厄が落ちると言われています。
当時の人々は、「いちいちご苦労さん」と唱えながら一段ずつ登ったと言われています。
1159段という長い道のりですが、一段ずつ登るごとに心が洗われるような、清々しい気持ちになることでしょう。
5.楼門|鮮やかな朱塗りの魔除け

本殿へ続く石段を登りきった場所にそびえ立つ、二層構造の門で、国の重要文化財に指定されています。
鮮やかな朱塗りの美しさが目を引き、これは魔除けの意味もあると言われています。
柱や梁には豪華で精緻な彫刻が施されており、当時の職人たちの技術の高さを物語っています。
特に、中央の蟇股(かえるまた)にある獏(ばく)の彫刻は、平和の象徴として有名です。
楼門の中央には、後水尾天皇の宸筆による「東照大権現」の扁額が掲げられています。
門の両側には、随身像が配置され、さらにその内側には狛犬が鎮座しています。

楼門は、俗世界と神域を隔てる結界の役割を果たしています。
この門をくぐることで、参拝者は心身を清め、神聖な場所へと進むことができるとされています。
*夜間にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。

楼門のもう一つの見どころは、家康の手形。
自分の手を重ねてみると意外と小さい。身長も159㎝ですからね。
手形には知能線と感情線がつながった一本の線(ますかけ線)がはっきりと写っています。
「天下取りの手相」としても知られていますね。
現代でもこの手相の持ち主は、天下を支配するほどの天運・強運の持ち主が多いとされているそうです。
参拝の際には、ぜひ楼門の細部までじっくりとご覧になり、その美しさと歴史や家康公を感じてください。
これらのパワースポットを巡ることで、運気を上げることができるのではないでしょうか。
駿河湾を望む絶景スポット|浄化と心願成就

石段を登る途中や神社からは、駿河湾を望む絶景スポットがいくつかあります。
1. 一の門
久能山東照宮の表参道、石段を登りきったところにある一の門からは、駿河湾を一望できます。
門をくぐり抜けると、視界が開け、青い海と空のコントラストが目に飛び込んできます。
2. 日本平ロープウェイ

日本平山頂から久能山東照宮へは、ロープウェイでアクセスできます。
ロープウェイからは、駿河湾や三保松原などの絶景を眺めることができます。
空中散歩を楽しみながら、絶景を満喫できます。
3. 境内各所

久能山東照宮の境内には、他にも駿河湾を望める場所がいくつかあります。

散策しながら、お気に入りの絶景スポットを見つけてみてください。

*天候によっては、駿河湾が霞んで見える場合があります。
*写真を撮る場合は、逆光にならないように注意しましょう。

これらの場所以外にも、久能山東照宮には美しい景色がたくさんあります。

ぜひ実際に訪れて、ご自身の目で確かめてみてください。
久能山東照宮のご利益を最大限に受け取る参拝方法

久能山東照宮に限らず、神社には正しい参拝の仕方があります。ポイントをまとめました。
事前準備
- 服装: 清潔な服装で参拝しましょう。
- 持ち物: 参拝に必要なもの(お賽銭、お守りなど)を持参しましょう。
参拝当日
- 参道: 参道をゆっくりと歩き、心身を清めましょう。
- 手水舎: 手水舎で手と口を清め、身を清めてから参拝しましょう。
- 手水の手順
- 右手に柄杓を持ち、水を汲み、左手を洗います。
- 柄杓を左手に持ち替え、右手を洗います。
- 再び柄杓を右手に持ち、左手に水を受け、口をすすぎます。
- 最後に、柄杓に残った水で柄杓の柄を洗います。
- 手水の手順
- 本殿: 本殿では、静かに手を合わせ、日頃の感謝と願い事をお伝えしましょう。
- 参拝の手順(二拝二拍手一拝)
- 賽銭箱にお賽銭を入れます。
- 深いお辞儀を二回繰り返します。(二拝)
- 手を二回打ちます。(二拍手)
- 最後に、深いお辞儀を一回します。(一拝)
- 参拝の手順(二拝二拍手一拝)
- 神廟: 家康公のお墓である神廟にも参拝し、ご冥福をお祈りしましょう。
- その他: 境内にある他のパワースポットも巡り、ご利益をいただきましょう。
参拝後の心得
- 感謝の気持ち: 参拝後も、家康公への感謝の気持ちを忘れずに過ごしましょう。
- 日常生活: 日々の生活の中で、家康公の教えを実践するように心がけましょう。
おすすめの時間帯・季節

久能山東照宮は、いつ訪れても素晴らしい場所ですが、時間帯や季節によって異なる魅力があります。
時間帯
- 午前中: 比較的空いており、静かで厳かな雰囲気の中で参拝できます。
- 午後: 日差しが柔らかく、写真撮影にも適しています。
- 夕方: 駿河湾に沈む夕日が美しく、幻想的な雰囲気を楽しめます。特に、日本平ロープウェイから眺める夕日は絶景です。
季節
- 春: 桜の花が咲き誇り、華やかな雰囲気の中で参拝できます。
- 夏: 緑豊かな木々に囲まれ、涼やかな雰囲気の中で参拝できます。
- 秋: 紅葉が美しく、境内が鮮やかに彩られます。
- 冬: 空気が澄み渡り、凛とした雰囲気の中で参拝できます。

その他
- 行事: 年間を通して様々な行事が行われています。事前に日程を確認しておくと良いでしょう。
- 混雑: 連休や年末年始は混雑が予想されます。時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
おすすめ
特におすすめは、春または秋です。気候が穏やかで過ごしやすく、景色も美しいので、快適に参拝できるでしょう。
時間帯については、午前中であれば比較的空いており、夕方であれば美しい夕日を眺めることができます。
ご自身の都合や目的に合わせて、訪れる時間帯や季節を選んでみてください。
御朱印&お守り情報|運気アップにおすすめの授与品

久能山東照宮では、参拝の記念となる御朱印やお守りなど、様々な授与品が用意されています。
久能山東照宮オリジナルの御朱印帳
御鎮座400年を記念した特別なデザイン(画像お借りしています)

石垣いちごのデザインがかわいらしいです。裏表紙には葵の御紋があしらわれています。
家康公の歯朶具足(しだぐそく)をあしらった特別なご朱印帳(画像お借りしています)

御朱印
参拝の証として、御朱印をいただいてきました。通常のものに加え、季節限定の御朱印などもあります。

参拝の証 | 初穂料 | |
「金の成る木」御朱印 | 700円 | 御祭神徳川家康公にまつわる遺話。杉の木を利用したご朱印で、杉の香りも感じられます。※金の成る木御朱印は朱印紙のみの頒布です。 |
「桜」季節限定御朱印 | 700円 | 数量限定です。 春を感じる桜に彩られた透明なアクリル板と、通常の御朱印紙とのセットですす。境内の寒桜も楽しめます。 |
「プラモデルランナー風」御朱印 | 1,000円 | 静岡には「ガンダム」のプラモデルで有名なバンダイの工場 をはじめ、青島文化教材社、タミヤ、ハセガワ、フジミ模型 といった世界的に名を知られている模型メーカーがあります。 |
※参拝の前に、社務所参拝受付に御朱印帳を預ければ、待ち時間なく参拝後の引き取りが可能です。
お守り
- 家康公のお守り: 家康公のご利益をいただけるお守りです。健康長寿、家内安全、勝運など、様々な種類があります。
- その他のお守り: 縁結び、安産、学業成就など、様々な願いに応じたお守りがあります。
その他
- お札: 家康公のご神霊が宿るお札です。
- 絵馬: 願い事を書いて奉納する絵馬です。
- おみくじ: 運勢を占うおみくじです。
これらの授与品は、参拝の記念になるだけでなく、家康公のご加護をいただくためにも大切です。
ぜひ、ご自身に合った授与品を選んでみてはいかがでしょうか。
授与品に関する詳しい情報は、久能山東照宮の公式サイトや授与所にてご確認ください。
アクセス&観光情報|久能山東照宮と一緒に巡りたいスポット
アクセス
久能山東照宮に登る自動車道はないので、自動車の直接乗り入れはできません。
「静岡鉄道 日本平ロープウェイ」と「久能山下からの徒歩ルート」があります。
*石段は大変急勾配なので、体力に自信のある方におすすめです。
観光情報|三保の松原

三保の松原は、静岡県静岡市清水区の三保半島にある景勝地です。
約7kmの海岸線に約3万本の松林が続き、駿河湾越しに富士山を望むことができます。
その美しさから、日本新三景、日本三大松原の一つに数えられ、国の名勝にも指定されています。
特に有名なのは、天女が舞い降りたという伝説が残る「羽衣の松」です。
樹齢約600年という大きな松の木で、国の天然記念物にも指定されています。
三保の松原は、ユネスコの世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つでもあります。
近くには、羽衣伝説にまつわる「御穂神社」や、三保松原の歴史や文化を紹介する「みほしるべ」などの施設もあります。
三保の松原は、美しい景色だけでなく、歴史や文化も感じられる場所です。ぜひ一度訪れて、その魅力を体験してみてください。
まとめ|久能山東照宮で開運パワーをいただこう!
久能山東照宮は、歴史好きやパワースポット巡りが好きな方におすすめの神社です。
徳川家康公の偉業と平和への願いが込められた、特別な場所です。
ぜひ一度訪れて、心を整えながら開運パワーをチャージしてくださいね。
久能山東照宮で得たパワーを、ぜひ日々の生活に役立ててください。