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ゆっくりでも大丈夫、そう思えた孫のあのひとこと

家族

ゆっくり育つということ

昨日は娘のことを書いたけれど、
今日は末っ子の孫の話を少し。

この子の成長は、少しだけゆっくりです。

この春から小学5年生になります。

同じ年頃の子と比べると、
体の成長や学習の進みは、ほんの少しゆっくりです。

けれど先日、こんなことを言ってくれました。

「ばぁばちゃん、俺、割り算ができるようになったよ」

その顔が、なんとも誇らしげで。

ああ、この子なりにちゃんと歩いているんだなぁと、
胸の奥がじんわりあたたかくなりました。

星組という居場所

入学のとき、娘夫婦は
普通学級ではなく「星組」を選びました。

そこでは勉強だけでなく、
植物を育てたり、
1年生から6年生までが一緒に過ごしたりと、
学年の枠をこえた関わりがたくさんあります。

この子には、この場所が合っている。

そう思える毎日を送っているようで、
ばぁばちゃんは安心しています。

音の世界の中で

ただ一つ、気がかりなことがあります。

この子は、音にとても敏感です。

工事現場のそばを通るときには、
そっと耳をふさいで歩きます。

運動会のかけっこでも、
スタートのピストルの音が苦手で、
どうしてもワンテンポ遅れてしまいます。

だから、いつも結果はびり。

けれど本人は、順位などまったく気にしていません。

走っている途中、
私たちの前を通るときには、
にこにこと愛想を振りまいて、
本当に楽しそうに走るんです。

その姿が、なんともいじらしくて。

先日、わが家に来たときのこと。

大きな音でテレビを見ていた母に対して、
直接は何も言わずに、

「俺、大きい音が嫌いなんだよ」

と、小さくつぶやきました。

私は
「大きいばあばは、少し耳が遠いからね」
と伝えました。

ハァと小さくため息をつき、少しだけ不機嫌そうな顔。
文句は言いませんでした。

その姿が、なんとも愛おしくて。

音に敏感なのは、きっとこの子の特性。

これから先、戸惑うこともあるのかもしれません。

「生きにくさ」を感じることも、あるのかもしれない。

そう思うと、ばぁばちゃんは少しだけ心配になります。

この子らしさを、そのままに

でもね、思うんです。

この子はこの子のペースで、
ちゃんと育っている。

だから、無理に変えようとするのではなく、
この子らしさを、そのまま大事にしたい。

ばぁばちゃんにできることは、
きっと多くはないけれど、

ただ、そばで見守ること。
それでいいのかもしれません。

忘れられないひとこと

2月、一緒に誕生日プレゼントを買いに行った帰り道。

「ばぁばちゃん、一生感謝するよ」

あどけない笑顔で、そんなことを言うんです。

思わず笑ってしまったけれど、
胸の奥には、しっかりと残っています。

本当に素直で、やさしい子。

この子のこれからが、
どうかあたたかいものでありますように。

今日の縁側便り

ゆっくりでもいい。
自分の歩幅で進むことが、いちばん大切。

そんなことを、孫に教えてもらった春休みでした。

読んでくださって、

ありがとうございます。

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