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「もう会えない」と思っていた人たちに、もう一度会えた日──30年ぶりに聞いた『ねぇね』の声

人生アルバム

会える前の夜の、その先に

昨日、「会える前の夜」という記事を書きました。
あれから一夜明けて──
今日、ずっと心に引っかかっていた再会が、ようやく叶いました。

小さく見えた背中と、変わらない笑顔

久しぶりに会ったお義母さんは、
少し小さくなったように見えました。

91歳。
耳は少し遠くなり、立つことも難しくなって、要介護3。

それでも、表情はとても穏やかで、
あの頃と変わらないやさしい笑顔でした。

認知機能もしっかりしていて、
受け答えもはっきりしている姿に、
思わずほっと胸をなでおろしました。

施設では、元義妹さんが調理員として働いていて、
出勤の日には朝晩顔を見せてくれるそうです。

その話を聞いたとき、
「ひとりじゃないんだ」と思えて、
心の奥が静かにほどけていきました。

13年ぶりの「お姉さん」

そして──
思いがけず、13年ぶりの再会もありました。

「お姉さん、変わってないね」

そう言って笑ってくれた元義妹さんの顔は、
あの頃と何ひとつ変わっていなくて、
時間がすっと巻き戻ったような気がしました。

本当なら、
兄と離婚した元妻の私なんて、
距離を置かれてもおかしくない立場です。

それでも、こうして同じ笑顔を向けてくれることが、
どれだけありがたいことか──
言葉にしきれない思いが込み上げてきました。

「ねぇね!」と呼ばれた瞬間

さらに、もうひとつの再会。

「ねぇね!」

遠くから手を振りながら駆け寄ってきた姿に、
思わず胸がいっぱいになりました。

かつて、私をそう呼んでくれていた子。
気がつけば38歳。小学校の先生になっていました。

けれど──
私の目には、あの頃と同じ、
いたずらっぽい目で笑う男の子のままに映りました。

「ねぇねも今年で高齢者の仲間入りだよ」

そう冗談まじりに言うと、
すぐに返ってきた言葉は、

「全然変わってないよ」

あの頃と同じ調子で、あの頃と同じ距離感で。
それが何より嬉しくて、
胸の奥がじんわりあたたかくなりました。

切れなかったご縁

血のつながりはありません。
離婚という形で、一度は区切りがついた関係です。

普通なら、自然に離れていくものだと思います。

それでも──
こうして30年という時間を越えて、
同じ呼び方で呼んでくれる人がいる。

同じように笑い合える人がいる。

それはきっと、
特別なことなんだと思います。

今日の縁側便り

人とのご縁は、不思議なものですね。

形は変わっても、
すべてが途切れてしまうわけではなくて、
静かに、やわらかく、
どこかでつながり続けているものもある。

今日は、そんなご縁のあたたかさに包まれた一日でした。

懐かしくて、うれしくて──
「幸せだな」と、
しみじみ思えた一日でした。

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