サザン ライブビューイング体験と感想
サザンオールスターズの2025年ツアーがファイナルを迎えました。
私は映画館で行われたライブビューイングで、その瞬間に立ち会いました。
直接会場に足を運んだわけじゃないけれど、
スクリーンの向こうに広がる世界は
間違いなく「今、この瞬間のサザン」でした。
開演直後、桑田佳祐さんの第一声に、早くもジーン
「東京ドームに帰ってきました！
千秋楽でうれしいような寂しいような気持ちです。
延長したーい！」
「明日からは無職です。」
いつものように茶目っ気たっぷり。
でも、その言葉のひとつひとつに、サザンとファンの長い時間の重みを感じました。
69歳って、こんなにカッコいいの？
桑田さんが登場した瞬間、会場の空気が一気に変わりました。
年齢なんて関係ない。
歌声も動きもパワーも、若い頃と変わらないどころか、
もっと自由で、もっとしなやか。
「愛の言霊」「LOVE AFFAIR」「希望の轍」などの名曲に加え、新曲も披露され、
初めて参加した私も大満足の内容でした。
10代の私、子育てに奮闘していた頃の私、そして今の私。
サザンの歌が、全部の人生の場面にそっと寄り添ってくれていたことに気づき、胸が詰まりました。
ライブは懐かしさと高揚感が交錯する、時間旅行。
69歳とは思えないエネルギーに、ただただ圧倒され、
桑田さんは、歌うたび、笑うたびに、音楽が命をもってそこにいるようで――
まるで“音楽そのもの”が目の前に立っているようでした。
忘れられない「秘密のデート」
私の中でサザンといえばこの曲。
「秘密のデート」が流れたときは、胸がキュンとして…
あの頃のドキドキも切なさも、
ぜんぶ詰まっている「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」。
ライブビューイングの会場でも、
スクリーン越しに多くの人が一緒に揺れているのが伝わってきて。
嬉しくて、切なくて、あたたかくて、
胸の奥がじんわりと満たされていくような、そんな夜でした。
「私、この曲が大好き。」と、心の中で桑田さんにつぶやきました。
昔の景色や誰かの笑顔がふっとよみがえってくるようで、音楽って本当に不思議ですね。
イントロが流れた瞬間、思わず声が出そうになりました。
ラストスパートは巨大なカーニバル状態
次々とヒット曲が畳みかけられ、まさにサザンオールスターズの集大成。
あの「マンピーのG★SPOT」も最高でした。
約30人の女性ダンサーと一緒にステージを駆け回る桑田さん。
セクシーなダンスを披露し、会場を盛り上げました。
お茶目で、ちょっと過激で、でも何よりも自由。
69歳ではじける姿は、「まだまだこれから」と背中を押してくれるようで。
あんなふうに笑えたら、年を重ねるのも悪くない。
そう思わせてくれた夜でもありました。
光の海と、未来へのバトン
アンコールで会場が静まり、「Relay〜杜の詩」で再び音が灯ると、涙をぬぐう人も多かったことでしょう。
「東京VICTORY」では、みんなの腕に巻かれた“THANK YOU SO MUCHライト”が一斉に輝き、ドームが一瞬で光の海に。
「希望の轍」では茅ヶ崎の映像が流れ、あの日あの場所から続く旅の道を思い出しました。
そして「勝手にシンドバッド」で大団円。
スクリーンの向こうではジャビットくんも踊っていて、会場も映画館も笑顔でいっぱいでした。
桑田さんの最後の「ありがとう」の言葉が、胸に響いて離れません。
全国15万人のライブビューイング参加者とともに、このツアーは約75万人を動員したそうです。
あの瞬間、私も確かにその“ひとり”だった。
一緒に笑って、泣いて、歌っていた。
スクリーンの向こうに、私の青春があった。
そして、これからも続く人生に寄り添ってくれる音楽が、そこにあった。
桑田さん、そしてサザンのみなさん、本当にありがとう。
また会える日まで。
今日の縁側便り
うーん、サザンってやっぱりすごいですねぇ。
ライブビューイングなのに、まるで東京ドームにいるみたいで、心はすっかり青春真っ只中！
今日は朝から、ぽつぽつ雨模様ですが、
縁側から見える紫陽花が、しっとりと濡れて、
まるでドームのライトに照らされたみたいに美しく見えました。
窓の外は灰色でも、心の中はカラフル。
そんな気分の一日です。
さて、明日からまたがんばれそうです。
今日も「ばぁばちゃんの台所カフェ」にお立ち寄りくださってありがとうございます。
このブログが、あなたにとっても心の温まる居場所になれば嬉しいです。
また縁側でお待ちしていますね。
おかえりなさい。
