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母との二人暮らし、長女としての葛藤と妹の存在

ばぁばちゃんの人生アルバム

ばぁばちゃんの人生アルバム

ばぁばちゃんの人生アルバムも、かれこれ37記事に。

前回は、介護の仕事を続けながら幾度かの引っ越しを経て、実家に戻る決断をしたところまで書きました。

よろしかったらお読みくださいね。

母との二人暮らしが始まり、あれから2年。

毎日穏やかに過ごしているわけではなく、

ちょっとしたイライラや心のモヤモヤも日々の中にあります。

長女として抱えるもやもやは少なくありません。

でも、たまに妹に話してみると、心がすっと軽くなることもあるのです。

一つ屋根の下でも二世帯を望んだ母

母の意外なひと言にびっくり

同居にあたり、まず話し合ったのは世帯や扶養のことでした。

私は正直、

『母を扶養にしたほうが税金も安くなるし、家族手当ももらえてありがたいな〜』なんて思っていたのです。

ところが母はにこにこ笑いながら、こう言いました。

「あなたの扶養になるともらえるモノももらえなくなるから、二世帯の方がいいわ」

思わず心の中で「えぇっ、私のことよりお金なんだ」と。

少しショックで、ちょっと腹も立ちました。

でも、まあいいか、と投げやりな気持ちも湧いてきて。

人間って、勝手なものですね。

自治会の付き合いでちょっとイライラ

実家で暮らし始めると、今までなかった自治会のお付き合いが出てきました。

母は高齢なので免除ですが、私は草取りやどぶ掃除に出なければなりません。

正直、気が重い日もあります。

先日もポンプの点検の日、

母が「早く支度しないと間に合わないよ」と言うので、行く気が一気に失せてしまいました。

黙って送り出してくれれば行けたのに、

母の声かけが余計にプレッシャーになってしまったのです。

ご近所のお付き合いが大事なことはわかっています。

でも、いちいち言われると、気持ちがぐっと萎えてしまいます。

妹に愚痴ったら「母の依存」と言われて

あまりにイライラがたまったので、妹に愚痴をこぼしました。

すると妹が言うのです。
「お母さんって、お姉ちゃんに依存してるんじゃない?」

依存……?どういうこと?

最初はピンときませんでした。

でもよく思い返すと、

母はちょっとしたことでも私に頼ったり、口出ししてきたりします。

妹によると、

母にとって私は「精神的な支え」になっているそうで、それが“依存”の状態というわけです。

『そうかなぁ……』と思いつつも、

大事なことは自分で決めるのに、困ったときだけ助けを求めるという矛盾も感じます。

最初から頼ってくれたら可愛いのですが、自己判断が多すぎると、困ったときに頼られてもタイミングが合わず、こちらも困ってしまいます。

生活の中心が私に向いていることも多く、振り回されることも少なくありません。

私のシフトを、カレンダーに書き込みます。

そして、私の休日に合わせ、自分の用事を書き込むのです。

私には私のやりたいことがあり、ついきつい言葉を言ってしまう。

自分は、高齢の母に向かって嫌な娘だな、と反省することもあります。

父がいた頃と妹の存在

実は父が生きていた頃は、父が私と母の間のクッションになってくれていました。

父がいてくれたことで、母に向かうイライラも少し和らいでいたのだと思います。

父が亡くなった今は、妹がその役割を担ってくれています。

私が母にきつく言ってしまうときも、妹が間に入って和ませてくれる。

妹は、亡き父の代わりに、母と私の間の大切なクッションなのです。

どうしてぶつかるのか

それでも、どうして私と母はこんなにもお互いにイライラしたり、ぶつかってしまうのでしょう。

本当に悩みます。

性格は正反対だと思っていたのに、時々「似た者同士なのかもしれない」と思うこともあります。

だからぶつかるのかもしれません。

長女として、幼い頃から抱えてきた

「損な立場」という思いも、今でも心の奥に残っています。

母へのイライラと自分のきつい言葉に対する罪悪感――

この二つが、いつも心の中で入り混じります。

それでも、妹の存在に支えられ、少しずつ気持ちを整理できるようになってきました。

それでも少しずつ

まだ完璧にはできませんが、少しずつ母との距離を考えるようになりました。

愚痴を妹に話して気持ちを整理したり、母の言葉にいちいち反応せず、

心の中で「まあ、余計なお世話だな」と思うだけにしたり。

少しずつですが、自分のペースを守る工夫をしています。

同居はラクではありません。

でも、母との関係も大事にしつつ、心の余白を少しずつ作ることで、気持ちも軽くなっていきます。

今日の縁側便り

母の口うるさい言葉にイライラしたら、

ちょっと深呼吸して「まあ、余計なお世話だな」と思うだけでも、気持ちが少し軽くなります。

愚痴は妹に話しても大丈夫かな。

肩の力がふっと抜けて、少しだけ心が落ち着くんですよ。

今日もお話を聞いてくださってありがとうございます。

ばぁばちゃんは、心の中のお店をそっと開けて、お茶を淹れてお待ちしています。

おかえりなさい。

以前、心にモヤモヤを抱えていた頃に、千聖の隠れ家メルマガに出会ったんです。 温かい言葉に、どれだけ大きな勇気をもらったことか…。本当に救われました。

「ばぁばちゃんの台所カフェ」から、そんな思い出を込めて。

今、好きなことを仕事にする生き方を未来型*夢の降る道で学んでいます。

まるで大人のための寺子屋みたいなイメージ。

ここでは「山ごもり仙人」と呼ばれる竹川さんや、

私の心を丁寧にほぐしてくれた千聖さんに出会うことができました。

よかったら、こっそり覗いてみてくださいね。

未来型*夢の降る道 好きな事を仕事にする生き方の紹介画像
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