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サービス付き高齢者住宅で働く日々のこと

介護現場の声

正直しんどいけど、それでも続けてしまう理由

気がついたら、施設長と私の二人きりになっていました。

先月まで一人いた社員さんも退職。

募集をかけても応募ゼロ。

そりゃそうだよな……と思う気持ちと、

なんで私がこんな状況で働いてるんだろう、という気持ちが半々です。

どちらかが休みの日は、本当に“ひとり現場”。

訪問、入浴介助、デイ対応、電話も来客も全部。

落ち着く暇なんてありません。

朝から全力ダッシュの日々

出勤してすぐ訪問1件。

自分でゴミを出せない方のゴミを集めて置き場まで運んで、戻ってきたらもう午前の入浴介助3人分。

合間にお風呂掃除、マットやバスタオルの洗濯。

気づけばもう昼食の配膳準備。

洗濯物を持って5階のベランダへ干しに行く時間さえ“ちょっとした運動”です。

配膳して、終わったら食器洗浄。

ここでやっと12時の休憩。

休んでるんだか、ただぼーっとしてるんだか分からないような1時間。

午後は午後で、気を抜けない

午後の入浴は、一人で入れる方も多いですが、それでも高齢者。

転倒の心配があるから、のぞいたり声かけしたり、ずっと気は張ったまま。

その隙間に訪問2件、食器の片づけ、お風呂掃除、洗濯物の取り込み……

時計を見る余裕もなくもう15時。

夕食の配膳準備が始まって、15時30分には提供。

※いまだに“夕食にしては早すぎる”と思うけど、なぜかみんな15時半ピッタリに食堂へ来る。

不思議です。

辞めたい気持ちと、辞められない理由

こんな毎日なのに、利用者様は優しいんです。

お菓子やジュースをそっと渡してくださったり、

「あぁ、今日は会えてよかった」
「あなたがいると安心する」

そんな言葉をいただくと……ほんと、弱いんです。

辞めたい気持ちが “3” くらい下がってしまう。
その繰り返し。

それでも嫌じゃないのかと、ふと考える。

朝の重さと、帰り道のため息

朝起きて、

「今日は行きたくない」
「疲れが抜けない」

そう思う日が続いています。


帰りの車の中ではホッとしながら、“あー明日も仕事か”とため息。

でも、それでも戻ってきてしまう自分がいる。

利用者様の顔を思い浮かべると、「もう少しだけ頑張るか」と思ってしまう。

これは強さなのか、ただの意地なのか、正直よく分からないけれど。

今の自分へ、小さくてもちゃんと届くエールを

それでも一応、毎日やりきって帰ってきている自分がいる。

泣き言を飲み込みながら、なんとか回している自分がいる。

だから、今の私に言いたいのはこれだけ。

「よくやってるよ。本当によくやってる。」

明日もまた同じように疲れるだろうし、またため息も出ると思う。

とりあえず今日を乗り切った。

それでよし、ってことにしています。

今日の縁側便り

朝の冷え込みが、だんだん骨にしみる季節になりましたねぇ。

外に出ると息が白くて、あぁ冬が来たんだなぁと実感します。

忙しい一日、おつかれさまでした。

人のために動き続けた日は、家に帰ってきた途端にぐったりして、
心の中まで冷えてしまうことがあります。

背中をゆるめて
あったかいお茶を両手で包みながら、
「ふぅ〜」って息を吐くだけでも、心が少しほぐれます。

まずは手をあっためて、ゆっくりしよう。

冬は早く日が暮れますけど、そのぶん、
灯りのともった窓や、ご近所さんちの夕飯の匂いが
なんだかほっとさせてくれますねぇ。

明日のことは、明日の朝の太陽に任せます。

今夜はどうぞ、あたたかくしておやすみなさい。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

ばぁばちゃんは、いつでも縁側でお茶を淹れてお待ちしています。

今、学んでいること

以前、心にモヤモヤを抱えていた頃に、

空飛ぶ引きこもり小説家である、千聖さんの隠れ家カフェと出会いました。

何度かメールでやり取りをする中で、

千聖さんのあたたかい言葉に、どれだけ救われたことか…。

この出会いに大きな勇気をもらい、最近リアルでもお会いすることができ、大切な思い出が一つ一つ増えています。

今は「好きなことを仕事にする生き方」を未来型*夢の降る道で学んでいます。

まるで大人のための寺子屋みたいな場所。

ここで「山ごもり仙人」と呼ばれる竹川さんや、
私の心をやさしくほぐしてくれた千聖さんに出会うことができました。

よかったら、あなたもこっそり覗いてみてくださいね。

未来型*夢の降る道 好きな事を仕事にする生き方の紹介画像
心の灯りをともしてくれる学びの場所『未来型*夢の降る道』。ここで、新しい一歩を学んでいます。
minne「ばぁばちゃんの台所カフェ」紹介画像
ガーランドを中心に、北欧生地を使った小物を販売しています。ひとつひとつ丁寧に、手づくりのあたたかさをお届けできたら嬉しいです。

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