こんにちは。
ハギレ活用、第三弾です。
今回は、白やベージュを基調にハギレを選んで、私の小さな「ミニ縁側」用のカーテンを作っていました。

ハギレを並べながら、
「これなら、かわいいカーテンができそう」
と、かなり張り切っていたんです。
なぜなら、今回使っているハギレには、ちょっと特別な思い入れがあったからです。
藤井風さんのマントの残り布でした
このハギレは、以前、藤井風さんがインド・ムンバイツアーで着用していたマントを、ミニチュアに仕立てたときの残り布なんです。

大切な思い出のある布だったので、捨ててしまうのはもったいない。
いつか何かに活用したいと思って、ずっと取ってありました。
そして今回、
「このハギレでカーテンを作ったら、ハギレ活用にもなるし、推し活にもなる!」
と、私はかなり意気込んでいました。
白やベージュの布を中心に、少しずつ組み合わせていく。
自分のミニ縁側に飾ったら、きっといい雰囲気になるだろうな。
そんなことを想像しながら、楽しく作っていたんです。
ところが、母に見せたら……
作りかけのカーテンを、母にも見せてみました。

すると母が、すごく気に入ってしまったんです。
そして、
「これ、リビングの出窓に飾りたい」
と言うではありませんか。
えっ?
私は一瞬、固まりました(笑)
だって、これは私のミニ縁側用。
しかも、藤井風さんのマントの残り布を使った、私にとってはちょっと特別な「推し活カーテン」だったんです。
でも、そんなふうに気に入ってもらえるのは、やっぱり嬉しいものです。
結局、
「いいよ」
と、ついOKしてしまいました。
「いいよ」と言ったものの、さて、どうする?
母にあげることにしたのはいいのですが、ここで問題が発生しました。
私のミニ縁側用として作り始めたものを、今度はリビングの出窓に合うようにしなければなりません。
「どうやって出窓用にしよう……」
作り始めたときには、まったく想定していなかったことです。
ハギレの大きさにも限りがあります。
新しくカーテンを一から仕立てるとなると、ちょっと大変です。
そんなふうに悩んでいたところ、たまたま妹が遊びに来ました。
そこで、母がこのカーテンを欲しがっていることや、出窓用にどうしたらいいのか悩んでいることを話しました。
すると妹が、
「こうしたらいいんじゃない?」
と、思いがけないアイデアを出してくれたんです。
妹のアイデアは「今あるカーテンの再利用」
妹が考えてくれたのは、今リビングの出窓についているレースカーテンを再利用する方法でした。
これには、
「なるほど!」
と思いました。
今ついているレースカーテンの、カーテンを吊るすための上部をそのまま使うんです。

まず、レースカーテンの上部にあるテープ部分を残して、その下を5cmほど残してカットします。
そして、その残した上部に、今回ハギレをつないで作ったパッチワーク布を縫い付けます。
つまり、
カーテンの上部は、今まで使っていたものを再利用。
下の部分は、私がハギレをつないで作ったパッチワーク布。
これなら、カーテンの上部を新しく作る必要がありません。
限られたハギレでも、出窓に合う大きさのカーテンにすることができます。
妹のアイデアを聞いたとき、
「それならできる!」
と、急に道が開けたような気がしました。
ハギレをつないで、パッチワークに
そこで、白やベージュを中心に選んだハギレを、少しずつつないでいきました。
一枚一枚は小さな布でも、こうしてつなげていくと、ちゃんと一枚の布になっていきます。
そして、それを今まで使っていたレースカーテンの上部に縫い付けました。

最初は、
「本当にこれでカーテンになるのかな?」
と思っていました。
でも、少しずつ形になってくると、思いのほかいい感じです。
自分のミニ縁側用に作るはずだったカーテンとは、ずいぶん違うものになりました。
でも、
「これはこれで、いいじゃない」
と思えてきました。
思いがけず、母のためのカーテンに
完成したカーテンを見ていると、なんだか不思議な気持ちになります。
もともとは、藤井風さんのマントをミニチュアに仕立てたときに残った布。
それを捨てずに取っておいたことから、今回のハギレ活用が始まりました。
私は、自分のミニ縁側に飾る「推し活カーテン」を作るつもりでした。
ところが、母が気に入ってくれて、行き先はリビングの出窓に。
さらに、妹がいいアイデアを出してくれたことで、今まで使っていたレースカーテンまで再利用することができました。
一人で作り始めたものなのに、いつの間にか母と妹まで参加してくれたような作品になりました。
そう思うと、このカーテンがますます愛おしく感じます。

ハギレ活用は、思いがけないところへ
ハギレ活用を始めてから、今までなら、
「小さすぎるかな」
と思っていた布も、簡単には捨てられなくなりました。
今回も、ほんの小さな残り布が、こうして一枚のカーテンになりました。
しかも、私にとっては藤井風さんのマントを作ったときの思い出が残っている布。
母にとっては、毎日眺めるリビングのカーテンです。
同じ布なのに、それぞれに違う意味を持つようになったのも、なんだか面白いなと思います。
そして何より、
「これ、欲しい!」
と母が言ってくれたこと。
作る側としては、やっぱり嬉しいものですね。
私の「推し活カーテン」は母のものになってしまいましたが、喜んでくれる人がいるなら、それも悪くありません。
むしろ、思いがけないところへお嫁に行ったような気持ちです。
今日の縁側便り
「自分のために作ろう」と思っていたものが、誰かの「これ欲しい」に変わる。
手づくりをしていると、そんな予定外の出来事が時々あります。
今回は、母が気に入ってくれたこと。
そして、妹が思いがけないアイデアを出してくれたこと。
一人では思いつかなかった方法で、思いがけず素敵なカーテンができました。

ハギレを活用するだけのつもりだったのに、そこには母とのやり取りがあり、妹との会話があり、そして藤井風さんのマントを作ったときの思い出までありました。
小さなハギレから、こんなふうに新しい物語が生まれる。
だから、布を捨てられないんですよね。
さて、私のミニ縁側には、次はどんなカーテンを作ろうかな。
今度こそ、次は自分のためのカーテンを作ろうと思います。
