こんにちは。
先日、メルカリで販売したトートバッグのお話を書きました。
minneではなかなか反応がなかった作品が、場所を変えたことで思いがけず旅立っていったこと。
そして、売れた嬉しさの中にも、
「作品そのものを見てもらいたい」
そんな作り手としての気持ちがあったことを書きました。
ところが、その後、また嬉しい出来事がありました。
眠っていた作品が教えてくれたこと
委託販売の準備や作品作りで忙しくなり、しばらくメルカリはお休みしていました。
そんなある日、久しぶりにページを開いてみると……。
すでにSOLD OUTになっている作品に、今でも「いいね」を付けてくださる方がいたのです。
もう手元にはない作品。
それでも見つけてくれる人がいる。
そのことが、なんだか嬉しく感じました。
「また作ってみようかな」
そんな気持ちが少しずつ湧いてきました。
もう一度、蝶柄のコブラン織と向き合う
そこで、以前使ったコブラン織の蝶柄の布を、また仕入れてみました。
この布の魅力は、やっぱり蝶だけではありません。
よく見ると、黄色い花や細かなモチーフが描かれていて、眺めているだけでも楽しい布です。
今回は午前中にWファスナーポーチを作り、午後からはトートバッグ作り。

きれいな作品写真の裏側には、実はこんな景色があります。
裁断すれば糸が出て、ミシンをかければまた糸くずが増えて……。
でも、この散らかった机を見ると、
「今日も作ったなぁ」
と少し嬉しくなるのです。
ポーチの内布には、前回使ったシーチングではなく、ずっとお気に入りだったハーフリネンを合わせてみました。
黄色い花に合わせて選んだのは、レモンイエローのハーフリネン。
ほんの少しの違いですが、全体がふんわり優しい雰囲気になりました。
ファスナーも今回はゴールドではなく、アンティークゴールドに。
パッと見たら、前回の作品と大きな違いはないように見えるかもしれません。
でも、作る人にしか分からない小さなこだわりを、今回も詰め込みました。
「またお願いします」の言葉
完成したポーチを出品すると……。
また素敵なご縁をいただきました。
しかも今回のお客様は、なんと3度目のご購入でした。
嬉しい。
でも、それだけではありませんでした。
「私の手仕事を認めてもらえたのかな」
そんな気持ちが湧いてきて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
布が魅力的だったから。
デザインが気に入ったから。
きっと、選んでいただいた理由はいろいろあると思います。
でも、色合わせを考えた時間。
使う人を想像しながら縫った時間。
小さなこだわりを重ねた時間。
それらも一緒に受け取っていただけたような気がしました。
今日の縁側便り
前回の記事では、
「売れることに戸惑う気持ち」
を書きました。
売れないと落ち込み、
売れたら売れたで考える。
作ることが好きだからこそ、いろいろな気持ちが生まれるのですね。
でも今回の出来事で、少し違う景色が見えた気がします。
作品は、布の魅力だけでもない。
作り手だけでもない。
そこに「選んでくださる人」がいて、初めてひとつのご縁になる。
そんなことを教えてもらいました。
これからも、布との出会いを楽しみながら。
ミシンの前で悩む時間も楽しみながら。
私らしい手仕事を続けていきたいと思います。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

