こんにちは。
シルバーウイークに、母と私たち三姉妹の4人で出かけてきました。
行き先は、浜松市雄踏町宇布見にある「麹家さん」。

実は、地元の夕方のテレビ番組で紹介されているのを、たまたま見たんです。
私は「麹を使ったお料理が食べられるんだ!」と、すっかり食事を楽しみにしていました。
ところが、麹家さんの話をすると、母と妹たちが思いのほか大乗り気。
そして母には、もうひとつ大きな目的がありました。
それは、麹を使った「凍り甘酒」。
母は甘酒が大好き。そして、かき氷も大好きです。
甘酒とかき氷が一緒に楽しめるなんて、母にとってはまさに一石二鳥。
ということで、話はあっという間にまとまりました。
「行こう、行こう!」
こういうときの決断は、みんな早いです(笑)。
楽しみにしていた麹のランチ
私は普段の食事でも、なるべく発酵食品を取り入れるようにしています。
味噌や納豆、甘酒など、身近な発酵食品は意識して食卓に並べるようにしていますが、麹を主役にしたお料理をいただくのは初めてでした。
お料理の前に、モリンガソースのかかったヨーグルトが運ばれてきました。

モリンガって何だろう。
説明書きを読みながら、フムフム。
とにかく体にいいスーパーフードのようです。
ランチのメイン料理は3種類。
小鉢や汁物、香の物などは共通で、メインだけそれぞれ好きなものを選びました。

4人とも、それぞれ思い思いのお料理を注文。
どのお料理も、麹の風味が強すぎることはなく、とてもやさしい味わいです。

その中でも、私が特に気に入ったのが「醤油麹を使った切り干し大根の煮物」。
切り干し大根の煮物は、これまでにも何度も食べてきました。
でも、醤油麹を使ったものは初めて。
いつもの切り干し大根とは少し違う、なんとも言えない独特のおいしさがありました。
「これ、おいしいね」
思わず何度も口にしてしまいます。

そして、お味噌汁もおいしかった。
自家製のお味噌を使っているそうで、どこか懐かしいような香りがします。
小鉢のお料理にも、ドレッシングにも麹が使われています。
もちろん、スイーツにも。
まさに麹尽くしです。
ひとつひとつはやさしい味なのに、食べ終わる頃にはしっかり満足。
「来てよかったね」と、4人で顔を見合わせました。
デザートは別腹です
お料理をいただいたあと、デザートにはパンケーキを注文しました。

これがまた、ふわふわ。
お腹いっぱいと言いながら、甘いものになると入る場所がちゃんと残っているんですよね(笑)。
そして、母はもちろん……
お目当ての「凍り甘酒」も注文しました。

さすがです。
私たちがパンケーキを食べている横で、母は嬉しそうに凍り甘酒を味わっていました。
この日の食欲ナンバーワンは、なんと85歳の母。
一番食べて、一番楽しんでいたような気がします(笑)。
母、帰りに生麹まで買う
さらに母は、帰りに生麹まで買いました。
そして帰宅すると、さっそく甘酒作り。
「食べて終わり」ではありません。
ちゃんと家でも作ってみるところが、母らしい。
麹屋さんへ行ったことが、母にとっては新しい楽しみにつながったようです。
ところで、これはちょっと下品な話になるのですが……
翌朝、4人でそれぞれ「ん?」と思ったことがありました。
いつもと比べて、お通じの色が少し黄色っぽかったんです。
しかも、なんと4人とも。
「これって麹のせいなのかな?」
「善玉菌って黄色なの?」
なんて、4人で勝手なことを言いながら笑いました。
本当のところは分かりません。
でも、普段と違うことが起きると、つい理由を探したくなりますね。
それにしても、麹って不思議です。
食事のあとは父のお墓参り
おいしいものをたっぷりいただいたあとは、父のお墓参りへ。
このお寺には、毎年たくさんのヒガンバナが咲きます。
赤い花と白い花が並んで咲くのが、毎年の楽しみでもありました。
ところが今年は、ちょっと様子が違いました。

なんと、白いヒガンバナばかり。
赤いヒガンバナは、見当たりません。
まだこれから咲くのでしょうか。
それとも、赤いヒガンバナは絶えてしまったのでしょうか。
いつも見ている景色と違うので、なんだか不思議な気持ちになりました。
そんなことを思いながら、お墓参りを済ませて帰宅しました。
帰宅して見つけた4本のヒガンバナ
家に戻り、ふと庭の片隅を見ると……
「あれ?」
そこに、赤いヒガンバナのつぼみが4本。

寄り添うように、ひっそりと立っていました。
母も私も、ここにヒガンバナを植えた覚えはありません。
お隣の庭にも、ヒガンバナはありません。
では、このヒガンバナはいったいどこから来たのでしょう。
鳥が運んできたのかな。
どこかから球根が流れてきたのかな。
考えてみても、分かりません。
ただ、4本のつぼみが並んでいるのを見ていると、なんとも言えない気持ちになりました。
今は母と私の二人暮らし。
でも、もともとは父、母、私たち三姉妹の5人家族でした。
今日の縁側便り
母と三姉妹で出かけた、家族の一日。
おいしい麹料理を食べて、母の元気な食欲に笑って、父のお墓参りをして。
そして帰宅すると、庭の片隅に4本の赤いヒガンバナ。
偶然なのかもしれないけれど、
「お父さんも一緒に来てたのかな」
そんなふうに思ったら、なんだか心があたたかくなりました。
家族って、姿が見えなくなっても、ふとしたところで一緒にいるような気がすることがありますね。
今年の秋も、そんな小さな出来事を大切に過ごしていこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
