「最近、笑うとちょっと…」
「くしゃみで思わぬ事態が…」
こんな経験ありませんか?
え? まだそんなことない?
うらやましい。素晴らしいですね!
でも、油断は禁物です。
人生100年時代、これから何が起こるか分かりませんからね。
この記事では、「ちょっと漏れちゃう問題」でお悩みの方の、原因や対策をお届けします。
なんで尿もれ? それは体のサイン
加齢とともに、体の色々なところが「ガタッ」てくるのは仕方ないこと。
長年連れ添った!?愛車が、あちこち修理が必要になるのと同じことなんですよね。
膀胱や尿道を支える筋肉も、年々衰えていくんです。
尿もれの種類は3つ! 原因もそれぞれ

尿もれには、大きく分けて3つの種類があります。
①突然の尿意!トイレまでダッシュ(切迫性尿失禁)
これは、急に尿意を感じて、トイレに間に合わずに起こる尿もれです。
大事な会議中に限って、お腹がグルグル鳴り出すのと似ています?

あと3歩なのにーーー!!
トイレが近づくと急に尿意が爆発!?
トイレのドアを開けた瞬間が一番危険です。
原因:膀胱が「まだ出すな!」という指令を出しているのに無視して、勝手に収縮しちゃうことが原因です。
② くしゃみしたら「…あっ!」油断大敵!(腹圧性尿失禁)
笑ったり、咳やくしゃみをしたり、
運動や重い荷物を持ったときにジュワ・・・。
お腹に力が入って起こる尿もれです。

くしゃみと一緒に出ちゃうなんて聞いてない!
原因:骨盤底筋が弱くなり、ちょっとしたお腹の圧力(=腹圧)で尿が押し出されてしまうから。
猫背の方は特に、骨盤底筋が働きにくいようです。
③ 夜中に何度もトイレ…熟睡したい!(夜間頻尿)

またトイレにいきたくなっちゃった。もう2回目…
夜中に何度も起きると、寝不足で昼間もボーッとしがちになります。
原因:膀胱が固くなり容量が減ったり、腎機能の変化で夜間に尿が多く作られたりすることが影響する。
かと言って、極端に水分を減らすのも考えものです。
塩分を摂り過ぎると夜間尿が増えやすいようです。
外出先での不安…「トイレ、間に合うかな?」


遠出はしたいけど、トイレが心配…
旅行や買い物中も、トイレがないとドキドキ…。
思わずトイレの場所を確認してしまいます。
旅先で、スマホの地図アプリで「トイレ」を検索したり
出たい気もしないのに、「念のため」にトイレがあるならとりあえず寄る。
「じゃあ私もいっとこう。」と、ぞろぞろ団体でトイレについ行ってしまいます。
尿もれパッドを使えば安心でしょうが、なるべくなら使いたくない!
まだまだ抵抗(恥じらいも)があります。
「ちょっと漏れちゃう問題」の原因は色々ありますが、加齢による筋肉の衰えや、女性ホルモンの変化などが考えられるのです。
今日からできる!尿もれ対策の基本対策

「もう年だから仕方ない…」なんて諦めたくはありません。
私の勤める介護施設利用者様で、92才の認知症の女性がいます。
彼女は、今現在も布パンツで尿もれなしです。
若い頃からよく歩いていたそうなので、自然と骨盤が鍛えられていたのでしょうね。
尿もれは、日々の過ごし方や、適切な対策を行うことで改善することができます。
愛車のメンテナンスをするのと同じなんですよね。
①尿もれ防止体操

1分ほどの短い動画です。参考になさってくださいね。
背筋を伸ばして行う事がポイントです。
息を止めると効果半減しますから、呼吸は止めないでくださいね。
テレビを見ながら、寝る前に…スキマ時間で簡単に行えます!
②膀胱訓練
これは、尿意を感じても少し我慢する練習をすることで、膀胱の容量を増やし、尿意を感じる間隔を長くすることができます。
尿意をもよおしても、すぐにトイレには行かず、可能な限り我慢をし、時間帯を決めて排尿する練習を続けます。
排尿のことを心配することなく旅行に行けたり、お出かけできることを想像しながら練習すると、苦ではありませんね。
③生活習慣の見直し
カフェインやアルコールは利尿作用があるので控えめにし、水分はこまめに摂るようにしましょう。
また、肥満気味の場合は減量も有効です。
- 水分は「適度に」摂る(減らしすぎると膀胱が過敏に!)
- カフェイン・アルコールは控えめに(膀胱を刺激する飲み物はほどほどに)
- 塩分控えめの食事(夜間頻尿の予防に効果あり)
困ったら医師に相談
症状が改善しない場合は、泌尿器科を受診しましょう。
専門医による適切な診断と治療を受けることで、より効果的な対策が見つかります。
「まだ病院に行くほどじゃない…」と思うかもしれませんが、医師に相談すると簡単なトレーニング指導やお薬で改善できることもあります。
私の母は、医師に相談しお薬で改善しています。
高齢ですが、旅行も楽しんでいますよ。
気になる場合は早めに泌尿器科や婦人科へGOです!
尿もれ対策グッズを活用
ドラッグストアやインターネット通販では、尿もれ対策グッズも手軽に購入できます。
吸水パッド: 下着に装着するだけで、尿もれを吸収してくれるので、外出時も安心です。

尿もれパンツ: 吸水性のある素材で作られたパンツで、軽い尿もれに対応できます。

まとめ:尿もれ、ちょっとした対策で快適に!
尿もれは、決して恥ずかしいことではありません。誰にでも起こりうる自然な現象です。
でも、放置しておくと生活の質が低下する可能性もあります。
無理なく続けられる方法を見つけて適切なケアをすれば、グッと改善する可能性は大きいです。
今日からできること
- 尿もれ防止体操を始める
- 水分・塩分の摂り方を見直す
- トイレの習慣を整える
- 不安なら医師に相談

「ちょっと漏れちゃう」という不安を、減らしていきましょう
この記事は、あくまで一般的な情報提供を目的としています。
個々の症状や状況に合わせて、適切な対策を行うようにしてくださいね。