新幹線への恐怖、そして引き寄せの奇跡

最初、この交流会には 躊躇していました。
本当は行きたい、けれど新幹線に乗るのが怖い。
20年前に乗った新幹線のイヤな記憶が蘇り、一人で乗る勇気が出なかったのです。
シフト調整も済んでいて、あとは私の心ひとつ。
お誘いメールをいただいた時、私は心の中でこう思いました。
「もしかしたら、この交流会は私を連れ出してくれるためのもの?
夕焼けやレトロな街並が大好きな私のための交流会なんじゃないか」って……
図々しいと思いつつも、不思議とそう感じました
ところが、意を決して申し込みをしたところ、既に募集は締切られていて。
行けない言い訳ばかり探し、もたもたしているうちに、定員になってしまったのです。
けれども、私が申し込んだ 1時間後に、なんとキャンセルが出て、参加できることになった のです。
以前、参加したZOOM交流会で、主催である山籠もり仙人竹川さんが「引き寄せる」ということについて話してくださっていました。
今回参加できたこと、これが引き寄せの法則 なんだと、実感したのです。
ドキドキとワクワクを胸に、横浜のラーメン博物館へ
20年ぶりに一人で乗った新幹線の座席。ワクワクと少しの緊張が入り混じる。

14時、横浜ラーメン博物館に集合

現地集合は14時です。
きっかり14時に、「未来型*夢の降る道」主催 竹川さん の姿が見えました。
誰が見ても目立つ風貌なので、一目で分かり本当に安心しました。
とても目印になる方です。
そして、何度も丁寧に対応してくださった 「空飛ぶ引きこもりライターの 千聖さん」 と初めてお会いすることができました。
ふわっとしたかわいらしい女性で、まるで自分の娘のよう。
お仲間の女性たちも優しくて、日常では接することの少ない年代の方々と、緊張することなく話しができ、安心しました。
ミニラーメンで食べ比べ

博物館をひと回りしたところで、
「せっかく来たからには、いろいろな味を楽しみましょう」と一旦解散。
それぞれ思い想いのラーメン店に向かいました。
私が行ったのは2軒、それぞれ「ミニラーメン」で味比べです。
浅草・来々軒

「100余年の時を超え蘇る伝説のラーメン」というキャッチコピーに惹かれたのと、9月28日で卒業とのこと。
もしかしたら最後になるかもしれない…そんな思いで注文しました。
何より昭和のラーメンの懐かしさに出会いたかったのです。

味はあっさりでシンプルな中華そばですが、思ったより油を強く感じました。
現代風に少しアレンジしているのかな、と想像しました。
熊本・こむらさき

熊本ラーメン発祥のお店で、豚骨スープがとてもマイルド。
にんにくチップが良いアクセントになり、
思っていた濃厚な豚骨とは違い、むしろ食べやすく、思わず最後までスープを飲み干したくなる味わいでした。

ここで腹八分目。
気持ちは、「もう一軒行ける」とおもっていましたが、
トイレに寄ったり館内を散策しているうちに満腹感がやってきて、結局2杯で終了。
もしそのまま勢いで行っていれば、3杯は行けたかもしれません(笑)。
15時半、レトロ喫茶店で感想会
日世ソフトクリームとニックン&セイチャン人形

レトロ喫茶店に集合し、食べたラーメンの理由や感想を語り合いました。
- 「このスープが懐かしい味で…」
- 「細麺の食感が独特で好き」
- 「やっぱり自分はあっさり系が落ち着く」
また、他の方々は、なかなか行けない遠い地域のラーメン、例えば 沖縄や北海道 のラーメンを選んでいました。
なるほど、遠くまで行かないと食べられない味だから、選ぶ理由も納得です。
私は3杯目を食べられなかったことが少し悔やまれました。
「あのラーメンも食べておけばよかった」と思いつつも、この2杯の体験だけでも十分満足でした。
レトロな小物と懐かしい記憶

喫茶店には、懐かしい レースの紙ナプキン や レース糸で編んだコースター が使われていました。
子供時代の記憶がよみがえります。
そして、幼稚園の頃、一度だけ食べた 日世のソフトクリーム にも出会いました。
懐かしい ニックン人形 も健在で、(セイチャンは記憶にはなかった 汗)
何度も往復しては、ショーケースの中のソフトクリームを眺めていました。
たった一度しか食べられなかったソフトクリーム――裕福ではなかった家での、小さな贅沢の記憶です。
街並みの写真
私が育った時代より少し古い雰囲気ですが、街並みがよく似た風景。
映画館やパチンコ屋の電飾も懐かしい。


通っていた銭湯に似てる。

木の札を番台のおばちゃんに渡して入湯。

あった、あった!こんなロッカー。
ケン・ケン・パ・ケン・ケン・パ・ケン・パ・ケン・パ・ケン・ケン・パ

懐かしい張り紙もあちこちにありました。
『小便スルベカラズ』って、今では見かけないですよね。

昭和あるあるがたくさん詰まった懐かしい風景の中での交流会でした。
食べ物と記憶がつなぐ学び

ラーメンの味覚、レトロな小物、ソフトクリーム、にっくん人形、街並み…
どれもが子供時代とつながり、今ここでの学びとリンクしています。
竹川さんや千聖さん、お仲間の声や表情から受け取るエネルギーは、ZOOM越しでは味わえない濃密さでした。
小さな一歩でも、実際に足を運び、体験することでしか得られない学びがある――今日のタイムスリップは、そう教えてくれました。
今日の縁側便り

今日は「新幹線に挑戦しました!」と報告でき本当に嬉しいです。
今回の「未来型*夢の降る道交流会」は、
新幹線の克服や、味覚を楽しむだけでなく、記憶の引き出しを開く時間でもありました。
懐かしい風景、子供時代の小さな贅沢、思い出の品々…
体験を重ねることで、学びも思い出も、少しずつ豊かになっていくことを実感しました。
いつも、お話を聞いてくださりありがとうございます。
心の中のお店を、ばぁばちゃんはいつも、そっと開けています。
それではまた――お茶をいれて、お待ちしております。

おかえりなさい。
「ばぁばちゃんの台所カフェ」より
私は今、好きな事を仕事にする生き方を、未来型*夢の降る道で学んでいます。
大人のための寺子屋みたいなイメージです。
この場所では、山籠もり仙人と呼ばれる、おもしろくて個性豊かな竹川さんと、
私の暗く閉ざされた心を、少しづつ丁寧にほぐしてくださった千聖さんに出会う事ができます。
あなたもコッソリのぞいてみませんか?
