光明山光明寺は、奈良時代、717年に行基により開創された名刹です。
日本最大級と云われる大黒天像が有名ですが、境内から10分程登った所に奥之院、もう少し上がると展望台があり、ここからは天竜の町並みが一望する事ができ、爽快感でいっぱいの景色が広がります。
光明山光明寺は紅葉のスポットとしても人気ですが、これからの時期は四季桜も楽しめます。
景観が素晴らしい場所なので、今回は、奥の院・展望台にスポットを当てて、ご紹介します。
家康が訪れた奥の院
大国殿脇から、山の上に奥の院が見えます。

かなり遠くに見えますが、ゆっくり登れば大丈夫ですよ!
奥之院・展望台への登り道

光明殿脇の登り口から1本道なので、迷わず行くことができます。

奥之院・展望台への登り道は、比較的整備されているとは言え、階段の一段・一段が高く、足場が悪いです。

意外としっかりとした山登りなので、スニーカーなど歩きやすい靴が必須ですよ。

木の根っこがボコボコしているので注意が必要です。
奥の院
山道を登り切ると奥之院が見え、ここまで上がると達成感があります。
奥の院から見下ろすと、浜松の景色が一望でき、とても綺麗です。

奥の院は摩利支天が祀られたお堂。
摩利支天は武士の間で信仰されていた神様で、戦の守護神です。
戦国時代には今川義元や徳川家康が祈願に訪れたことで有名で、摩利支天像を兜に忍ばせて戦いました。
その後徳川家代々の祈願所となったといわれています。

奥之院の傍には摩利支天の使いである狛犬像!?があります。
いや!どう見ても猪なので、狛猪とでも言いましょうか。

お顔が可愛らしく、角度によっては笑っているようにも見えました。
一般的に獅子や犬を模したものが多いですがなぜでしょうね。
浜松の景色が一望できる展望台

奥之院から、もう少し先の道を登ると展望台があります。
と書いてありますが、30mがとても長く感じたのは私だけ?

展望台からは天竜の町並みが一望できます。
展望台の上に登ると、大きな木が視界の邪魔になるかも!?

展望台前の、ベンチが置かれている平地から見た方が景色が良かったです。
天気が良ければ、浜名湖や遠州灘、浜松駅前にあるアクトタワーも見る事ができます。
私は、子育て時代ここ天竜で過ごし、とても思い出深く懐かしい場所です。
子供たちを育ててくれた保育園や、当時住んでいた団地まで見る事ができ、当時の色んなことが思い出されました。
あれから30年近く経ったんだなぁ・・・
天竜は、第二の故郷のような感覚があります。

下りは滑りやすいですから、気をつけてくださいね。

こんな岩が所々にあります。
「どうぞこちらで一息入れてね!」って聞こえました。

岩に腰を下ろし、空を見上げたら木漏れ日がキレイ。
日本最大級の大黒天像

2025年3月10日はトリプルラッキーデーという事で、大黒様の御御足である大黒杉の根株を擦ってきました。

お財布で擦ることで、金運をいただけるそうです。

大黒天様がお祀りされている大黒殿の外に祈りの鐘があります。
1枚700円の金色の絵馬に、願い事を書いて奉納し、心を落ち着かせ、祈りの鐘を三打鳴らしてご祈念しました。

心のモヤモヤが晴れますように・・・
光明山古墳(国の史跡)

参道への上り口の向かい側にある光明山古墳は、今から約1500年前(5世紀ごろ)に作られたと言われています。
前方後円墳という形で、前が四角、後ろがまるい形をしています。
大きさは長さ83メートルもあり、浜松市の中では一番大きい古墳です。
光明山古墳は、表面には石がたくさん敷かれていて、きれいに残っています。
埴輪などが置かれていたことが分かっていて、2020年に国の史跡に選ばれました。
昔の人がどんなふうにくらしていたのかを知ることができる、大切な場所なんですね。
まとめ

光明山光明寺は、大黒殿の日本最大級の大黒天像や、奥之院と天竜の町並みの景色が見どころです。
光明山光明寺は紅葉のスポットとしても人気ですが、秋には四季桜と紅葉を同時に楽しむ事ができ、たくさんの人で賑わいます。
また猪の形をした狛犬は非常に珍しく、全国的にも数少ない例とされています。
光明寺の場合、なぜ猪の形をした狛犬が置かれているのか、についての具体的な由来は明らかにされていませんが、このような珍しい狛犬は、訪れる人々にとって興味深い見どころとなっています。
光明山光明寺を訪れる際は、ぜひ奥の院の猪の狛犬にも注目してみてください。

2025年3月10日:四季桜の開花状況です↑

にほんブログ村
