ばぁばちゃんのうつわ棚 vol.1― スンヌンタイと夢見るカフェごはん
こんにちは。
「ばぁばちゃんの台所カフェ」へようこそ。
まずはお茶でもどうぞ。

ここは、まだ夢の中にある小さなカフェ。
でも、私の心の中では小さな案内板を掛け、今日もお迎えの準備中です。
いつか本当にお店ができたら使いたい。
「ようこそ」とお出ししたいお気に入りの器たち。
今日はその一枚をご紹介します。
スンヌンタイのオーバルプレート(ライトグリーン)

「ばぁばちゃんの台所カフェ」の器棚に最初に迎えたのは、
アラビアのスンヌンタイ、オーバルプレートのライトグリーン。
“スンヌンタイ”はフィンランド語で「日曜日」。
その名のとおり、見ているだけで気持ちがゆるむような、あたたかいデザインです。
ころんと丸い花模様に、レトロなライトグリーン。
ひと目で心をつかまれました^^
どんなメニューにしようかな、どんな器で出そうかな……
そんなことを考えるのが、最近の小さな楽しみ。
色や柄、名前にまでわくわくでいっぱいです。

このオーバルプレート、
北欧暮らしの道具店で見つけた瞬間、胸の奥がふわっと温かくなりました。
「あ、これは私のカフェにぴったりだ!」って、そんな直感でした。
表面はほんのりツヤがあって、指先でなぞると、やさしい丸みを感じます。
丸いお皿よりもゆったりしていて、盛りつけやすい。
カレーやパスタなど洋風にもぴったりだけど、
私がこのお皿で出したいのは、和のワンプレートごはん。
たとえば、ふっくらにぎったおにぎりに、甘い卵焼き。
小鉢には白和え。
少しボリュームのある豚のしょうが焼きも添えて、
汁椀にはやさしい味噌汁を。
どれも身近で、気取らないごはん。
子どもたちのリクエストで、何度も作ったメニューばかりだけど、
この器に盛りつけると、なんだかちょっと特別に見えるんです。
あぁ、やっぱり器の力ってすごいなぁって思います。

カフェの棚の中で、このプレートは今日も静かに出番を待っています。
「おかえりなさい」の言葉と一緒に、和のごはんをのせて。
誰かの心をポッとあたためる、そんな日を夢見ながら。
こうして、記念すべき「ばぁばちゃんのうつわ棚 vol.1」は
アラビアのスンヌンタイに決まりました^^
今日の縁側便り

外に出ると、風のにおいがほんのり初夏に変わっていました。
庭の片すみに咲いたドクダミの白い花。
子どものころは「においが苦手」と避けていたのに、
今はなんだか、やさしい香りに感じます。
不思議ですね。
年を重ねるほどに、苦手だったものの中に、
ふと愛おしさを見つけることがあります。
次は、私の宝物のひとつ「ARABIAのKrokusマグカップ」をご紹介する予定です。
お楽しみに。
小さな器ひとつから広がる、心のカフェの風景。
今日もここで、そっと「おかえりなさい」と言いたくなります。
ではまた、お茶を淹れてお待ちしています。
読んでいただき、ありがとうございます。

おかえりなさい。