明日は肺のCT検査の結果が出る日
何をしていても胸の奥がざわついて、台所の音さえ遠くに感じていました。
「結果が出るまでは、誰にも話さないでおこう」
そう決めていたのに──
玄関のチャイムが鳴り、息子が顔を見せてくれたのです。

「あれ、どうしたの?」と笑ってみせたけれど、
その顔を見た途端、胸の奥がふっとゆるみ、
こらえていた涙がこぼれてしまいました。
息子は何も言わず、ただ静かに聞いてくれました。
「大丈夫、きっと平気だよ」
その一言が、どんな薬よりも効いた気がしました。
月明かりの下で思ったこと

息子が帰るとき、いつものように手を上げて──
ハイタッチ!
パチンと軽い音が夜に響き、思わず笑ってしまいました。
不安はまだ消えないけれど、
心の中に、温かい灯りがともったような気がします。
そのあと、湯気の立つお茶を淹れて、
窓の外の月を見上げました。
話すことで心に風が通り、少しだけ息がしやすくなりました。
明日のことは、神さまにお任せ。
今夜はただ、こうして息子の優しさに包まれながら、
静かに眠りにつこうと思います。
今日の縁側便り
人は、どんなに歳を重ねても、
「大丈夫?」のひとことで救われるものですね。
明日を思い悩むより、
今日をそっと支えてくれたぬくもりに感謝を。
お茶の湯気の向こうに、
小さな希望の灯りが見えた夜でした。
今日も、お話を聞いてくださってありがとうございます。
ばぁばちゃんは今日も心の中のお店をそっと開けて、縁側でお茶を淹れてお待ちしています。
今、学んでいること
以前、心にモヤモヤを抱えていた頃に、
空飛ぶ引きこもり小説家である、千聖さんの隠れ家カフェと出会いました。
何度かメールでやり取りをする中で、
千聖さんのあたたかい言葉に、どれだけ救われたことか…。
この出会いに大きな勇気をもらい、最近リアルでもお会いすることができ、大切な思い出が一つ一つ増えています。
今は「好きなことを仕事にする生き方」を未来型*夢の降る道で学んでいます。
まるで大人のための寺子屋みたいな場所。
ここで「山ごもり仙人」と呼ばれる竹川さんや、
私の心をやさしくほぐしてくれた千聖さんに出会うことができました。
よかったら、あなたもこっそり覗いてみてくださいね。


