同じハンドメイド作品なのに、置く場所が変わるだけで、こんなにも反応が違うのか――。
今回、私はそのことを身をもって体験しました。
minneではほとんど反応がなかった作品が、メルカリでは21秒で売れたのです。
あまりの違いに、しばらく状況が理解できませんでした。
この記事では、その「売れ方の違い」を実体験として書いています。
「当選しますように」願掛けのように買った布
藤井風さんのインドツアーの映像を見た時、私は思わず目を奪われました。
風さんが履いていたパンツの柄が、とても素敵だったのです。
蝶や花が描かれた、異国の空気を感じるような生地でした。
「この柄で何か作ってみたい」
そう思って、1メートルだけ生地を購入しました。
本当はクッションカバーや推し活バッグを作るつもりでした。
もしチケットに当選したら、そのバッグを持って行きたい。
そんな願掛けのような気持ちで作り始めたのです。
落選後に止まってしまった気持ち
けれど結果は落選でした。
やっぱりショックでした。
「今回は行けないんだな」
そう思うたび、胸の奥が静かに沈むようでした。
いつもならミシンをかけながら風さんの楽曲を流し、ライブ映像を見ることも楽しみでした。
しかし落選後は、しばらく歌を聴くことさえできなくなりました。
布を見るのも少し切なかったのです。
minneでは静かだった反応
完成した作品をまずはminneに出品しました。
しかし、反応はほとんどありませんでした。
いいねも付かず、静かなまま時間が過ぎていきました。
想いを込めた作品なのに、届いていないような感覚でした。
「この場所では難しいのかもしれない」と感じ始めました。
メルカリで起きた驚きの変化
同じ作品をメルカリに出品すると、状況は一変しました。
1つ目は21秒で売れました。
思わず「え?」と声が出て、何度も画面を見直しました。
さらに30分後、もう1つが売れました。
翌日の昼休みには、最後の1つも旅立っていました。
同じ作品でも売れ方が違う理由
正直、とても不思議でした。
同じ布、同じ作り方、同じ作品です。
それなのに、置く場所が変わるだけで反応がまったく違う。
minneでは静かで、メルカリではすぐに動く。
そこには、見る人の目的の違いがあるのだと感じました。
“売れる場所”の違い
minneは作品としてじっくり選ばれる場所です。
世界観や作家性が重視されます。
一方メルカリは、「今これが欲しい」という気持ちで探している人が多い場所です。
同じ作品でも見られ方がまったく違うのだと実感しました。
完璧じゃなくても届くものがある
私はずっと「もっと上手じゃなきゃ売れない」と思っていました。
でも今回の出来事で、その思い込みが少し変わりました。
作品の完成度だけではなく、その背景やタイミングを必要としてくれる人がいる。
そう感じた出来事でした。
今日の縁側便り
同じ作品でも、どこで出すかで結果は変わります。
それは人との出会い方にも似ているのかもしれません。
今回の経験で、作品の「居場所」というものを少しだけ理解できた気がします。
落選したときは布を見るのもつらかったのに、今は作ってよかったと思えます。
手仕事は、気持ちまで運んでくれるものなのかもしれません。
