こんにちは。
三連休は、思う存分ミシンを楽しんでいます。
昨日はトートバッグを二点。
今日はトートバッグを二点と、折りたためるエコバッグを一つ作りました。
どれも私が好きな柄で、好きな形に仕上げたバッグたちです。
完成した作品を並べて眺めている時間は、とても幸せです。
「このバッグは、どんな方のもとへ行くのだろう。」
そんなことを想像するのも、手作りの楽しみの一つです。
完成したら、真っ先に見せる人
作品が完成すると、私には毎回決まっていることがあります。
それは、同居している母に一番最初に見てもらうことです。

バッグを手に取ると、母はいつも笑顔でこう言います。
「いいねぇ。」
「可愛いね。」
「きっと売れるよ。」
それが母の決まり文句です。
この言葉を聞くと、「完成した」という喜びが、さらに大きくなります。
母だから分かること
母は、ただ褒めてくれるだけではありません。
「ここ、大変だったでしょう。」
「本当に縫うのが早いね。」
「どんどん腕が上がっているね。」
そんな言葉も添えてくれます。
なぜそこまで分かるのかというと、母もまた、ミシンとともに歩んできた人だからです。
結婚前から洋裁を習い、私たち三姉妹が子どもの頃は、洋服をたくさん作ってくれました。
お揃いのワンピースやスカート。
今思えば、あの頃の我が家には、母の手作りが当たり前のようにありました。
内職で忙しい毎日だったはずなのに、子どもたちの服を縫う時間は、母にとって楽しみでもあったそうです。
だからこそ、ミシンの楽しさも、思いどおりにいかない難しさも知っています。
母の言葉には、作り手だからこその温かさがあります。
ミシンがつないでくれる親子の時間
普段の私たちは、決しておしゃべりな親子ではありません。
それぞれの時間を過ごし、静かに一日が過ぎていくことも少なくありません。
でも、不思議なことに、手芸の話になると会話が弾みます。
布の柄のこと。
縫い方のこと。
「ここはどうやって作ったの?」
そんな何気ないやり取りが、とても心地よく感じます。
子どもの頃は、母が私たちのためにミシンを踏んでいました。
そして今は、その娘である私が作ったバッグを、母が一番最初に見てくれます。
立場は変わっても、ミシンが親子をつないでくれているような気がします。
この時間を大切にしたい
作品を美容院へ委託販売に持って行くときは、やっぱり少し不安になります。
「気に入っていただけるかな。」
「手に取ってくださる方はいるかな。」
そんな思いは、毎回あります。
でも、その前に母の「いいねぇ」「可愛いね」という言葉を聞くと、不思議と背中を押してもらえます。
母が作品を手に取り、「いいねぇ」と微笑んでくれる時間。
それは、私にとって作品が完成したことを知らせる合図であり、一番うれしい瞬間でもあります。
いつかこの日々を振り返ったとき、バッグを作った思い出と一緒に、母の笑顔もきっと思い出すのでしょう。
だから今日も私は、完成した作品を一番最初に母へ見せます。
それが、私にとって一番幸せな「完成」の瞬間だからです。
今日の縁側便り
子どもの頃、母がミシンを踏む音を聞きながら育ちました。
あの頃は、それが当たり前の日常でした。
今では、その母が私の作品を一番最初に見てくれます。
ミシンを踏む人は変わっても、手仕事を囲む親子の時間は変わらず続いていました。
何気ない毎日だからこそ、大切にしたい時間がありますね。
