今日はちょっと驚いたことがありました。
暑さのせいもあるのかしら。
64歳の私には、こういう日は体も心もこたえます……。
駐車場で突然の“異変”
いつもと同じ、のんびり買い物に出かけただけだったんです。
ところが、ドラッグストアの駐車場でちょっとした“錯覚”にふりまわされてしまいました。
さぁ駐車しようとバックを始めたときのことです。
駐車場で突然の“異変”

後ろをしっかり確認して、ゆっくりとハンドルを切っていたら──ふいに、隣に停まっていた車が前に動き出したんです。
その瞬間、まるで私の車が「びゅん!」と後ろに加速しているような感覚に!
「うわっ!ブレーキ効いてない!?」って、慌ててサイドブレーキをグッと踏み込んでしまいました。
でもね、動いていたのは私の車じゃなくて、隣の車だったんです。
もう、心臓がバクバク。
全身に変な汗がにじんで、しばらくドキドキが止まりませんでした。
頭が混乱して、手が震えて
車を停めて、エンジンを切っても、なんだか現実感がなくて。
頭の中がふわふわして、「今、何が起こったの……?」って、心がついていかない感じ。
動揺って、こういう時に使う言葉なのかもしれませんね。
あの時の感覚、うまく言えないけれど、まるで自分がブレーキを失ったような──そんな怖さがありました。
脳が錯覚を起こすということ

あとでちょっと調べてみたら、あれは「錯覚」なんだそうです。
「自分は動いていないのに、周りのものが動くと、自分が動いているように感じる」現象。
電車に乗っている時も、隣の車両が動き出すと「あれ?うちの車両が動いた?」って錯覚しますよね。
まさにあれと同じ。
脳が目から入る情報にだまされるんだそうです。
人間の体って、不思議ですねぇ。
60代も半ばにさしかかった今、思わぬところで「脳の反応のゆらぎ」に出会いました。
ちょっと堪えた暑さの日に

それにしても今日は暑かった!
湿気と熱気でからだがすでにだるかったところに、あんな出来事が起こったから……。
64歳の私のカラダには、なかなかハードな一日でした。
ほんの少しのことで、自律神経がぐらっと揺れる──
そんな年齢にさしかかっているんだなぁと、あらためて感じました。
立ち止まって深呼吸
あのあと、ハンドルに手を置いたまま、しばらく深呼吸。
「私は大丈夫、大丈夫」と心の中でつぶやいて、落ち着くのを待ちました。
昔だったら「なんてことない」で済んだかもしれないことが、今ではひとつの事件のように感じる──
でも、それも今の私なんだなって思えました。
今日の縁側便り

駐車場で焦ったあの一瞬の話を、61歳の妹に話したら、「わたしもあるある」と言って共感してくれました。
こうして同じ世代の身近な人と話せると、変化や戸惑いも少し楽になる気がします。
「無理はできないお年頃、それもまた私の今の姿」と、心と体の変化にそっと目を向けるきっかけにもなりました。
冷蔵庫でキンと冷やしておいた麦茶を、ごくんと一口。
そのおいしさが、いつもより心にしみた、そんな一日でした。
いつも、お話を聞いてくださりありがとうございます。
これからも、季節の移り変わりや、日々の出来事、そして心温まるレシピなどを、ゆっくりと綴っていきたいと思っています。
どうぞ、お気軽に遊びに来てくださいね。
ではまた、お茶を淹れてお待ちしています。
