久しぶりに重なった、三姉妹の時間
ゴールデンウィークに、三姉妹で食事に出かける。
ここ数年、わが家ではそんな時間が続いています。
けれど私は介護の仕事でシフト制。
これまで連休が取れることはほとんどなく、
みんなと予定を合わせるのが難しい日々でした。
カレンダー通りに休みの妹たちと、
なかなか合わない私。
それが今年は、めずらしく休みが重なって——
久しぶりに、みんなで食事に出かけることができたのです。
自然の中でのランチと、それぞれの味覚
向かったのは、
市内のブルーベリー農園を営むお店。
自然に囲まれた、ゆったりとした時間が流れる場所で、
地元の食材を使った料理が楽しめると聞いていました。
おすすめのランチをお願いすると、
運ばれてきたのは、にくにくしいハンバーグ。
ハンバーグなのか、ステーキなのか……そんな印象です。
私は中が赤いのが少し苦手で、よく焼きにしてもらいました。
けれど、少し硬くて、少しぼそぼそした感じもしてしまって。
その隣で、母はレアを選んでいました。
「こっちのほうが柔らかくていいよ」
そう言いながら、嬉しそうに食べる母。
その表情が、なんとも言えず穏やかで。
85歳とは思えないほどの食べっぷりに、思わず見とれてしまいました。
しっかり噛んで、しっかり味わって、最後まできれいに。
普段ご飯は100gと決めている母ですが、この日はしっかり200g完食しました。
母が元気でいてくれるからこそ
ああ、元気だなぁ、と。
その姿を見ているだけで、なんだかほっとするのです。
こうして母が元気でいてくれるからこそ、
私は安心して仕事に出かけることができて、
家のことも少し任せることができています。
休日に、好きなことに心を向けられるのも、
母の日々の元気に支えられているからかもしれません。
当たり前のようでいて、ありがたいことですね。
「もう一度はないかもね」と、正直な気持ち
——とはいえ。
実は三姉妹の意見は、めずらしく一致していました。
「うーん……もう一度は、ないかもね」
帰り道で、そんな本音をぽつりぽつり。
コーヒーもデザートもなく、
どこか少し物足りなさが残ったのも正直なところです。
最後に待っていた、小さなごほうび
けれど——
レジの脇で見つけたのが、ブルーベリー。
粒は不ぞろいだけれど、
完熟で100g150円という、思わず驚くお値段。
つい300g、買って帰りました。

この量、スーパーなら1000円はするかもしれません。
帰宅して、手づくりのギリシャヨーグルトにのせてみると、
これがもう、みずみずしくて本当においしくて。
さっきまでの「ちょっと残念だったね」が、
すーっとほどけていくようでした。
終わりよければすべてよし。
そんな一日も、悪くないものですね。
今日の縁側便り

実はランチのあと、
どうしてもコーヒーが飲みたくなって、別のカフェへ。
ケーキセットまでしっかりいただいてしまいました。
母の「おいしいね」は、
今日も変わらず、元気のしるしです。
お読みいただき、
ありがとうございます。
